11月の時刻表では、東京6:28発のはくたかに乗っても、トロッコ電車の朝いちばんには間に合いません。黒部宇奈月温泉駅から温泉街までは、富山地方鉄道(地鉄)にもう30分ほど乗り、宇奈月温泉に着くのは9:41です。乗れるトロッコは11月30日までなら10:03発からで、8:17発に乗るなら前の晩から温泉街に泊まることになります。
新黒部駅から地鉄電車で終点まで30分
新幹線の黒部宇奈月温泉駅で降りたら、新黒部駅で地鉄に乗り換えます。新黒部駅は、地鉄が北陸新幹線との乗り換え駅にしている駅です。ここから本線を宇奈月温泉の方へ、終点まで乗り通します。終点の宇奈月温泉駅で降りるとそこが温泉街です。
2026年10月26日に地鉄の公式の経路検索で調べると、平日の新黒部6:32発は6:58着、8:44発は9:18着で、多くの列車は26分から34分で着きます。18分で着く列車もあり、休日の14:59発は特急と表示されています。昼の10時台に出るのは10:06発と10:56発で、間が50分あきます。
運賃は普通運賃で大人740円・小人370円、ICカードなら大人670円・小人330円です。特急に乗るときは、これとは別に特急料金がかかります。
往復するなら「新黒部~宇奈月温泉往復割引きっぷ」があり、大人1,400円・小人700円で特急料金も含んでいます。座席指定料金は含まず、使い始めてから5日間有効です。売っているのは宇奈月温泉駅と新黒部駅で、新黒部駅では案内係がいる時間帯に限られます。スマホアプリ「乗換案内」でも、デジタル乗車券として買えます。
東京駅からは、はくたかで黒部宇奈月温泉駅へ
黒部・宇奈月温泉観光局の案内では、東京駅から北陸新幹線のはくたかで黒部宇奈月温泉駅まで最短2時間17分です。2026年10月26日時点で見られるJR東日本の11月の時刻表では、はくたか551号が東京6:28発、黒部宇奈月温泉8:55着でした。その後に新黒部を出る地鉄は9:23発です。帰りの例は、はくたか552号が黒部宇奈月温泉6:53発、東京9:20着です。
宇奈月駅を10:03に出る便は欅平に11:21に着きます。この便は11月23日までは普通客車だけ、24日からはリラックス客車だけで走ります。
トロッコ電車の宇奈月駅へは歩いて5分
黒部峡谷鉄道の宇奈月駅へは、地鉄の宇奈月温泉駅から歩いて5分です。観光局の紹介では、終点の欅平まで総延長20.1km、約1時間20分の旅です。
2026年の運転は時期で中身が変わります。トロッコ電車は2026年10月1日に全線の運行を再開し、11月30日までは終点の欅平まで走ります。10月1日〜11月23日の時刻表では、宇奈月8:17発が欅平9:33着で、宇奈月を出る最後の列車は14:56発です。11月24日〜30日は宇奈月を出る9本のうち8本がリラックス客車だけで走り、普通客車が付くのは11:27発の1本です。12月1日〜6日は営業を延ばした期間で、宇奈月〜笹平の折返し運転になり、宇奈月発は9:42・11:27・13:11・14:56の4本です。鉄道は、気象の具合でこの延長期間を変えることがあると案内しています。2027年の運転期間は未確認です。
運賃は10月1日〜11月30日の片道で、宇奈月〜欅平が大人2,480円・子供1,240円です(子供は6歳以上12歳未満)。12月1日〜6日は笹平までの往復で、行きも帰りもリラックス客車に乗り、大人2,260円・子供1,440円にその車両券の料金を含みます。客車には窓のない普通客車と、窓の付いたリラックス客車があり、リラックス客車に乗るには1回ごとにリラックス車両券600円が要ります。鉄道の案内では、11月の午前の平均気温は欅平で約10℃で、リラックス客車は寒い時期に暖房が入ります。車内にトイレはありません。欅平ですぐ折り返す場合も、着いてから最低20分は空けて帰りの列車に乗ります。往復の乗車券は乗車日から2日間有効です。
車内放送のナレーションは、富山県出身の女優、室井滋さんが担当しています。室井さんが鉄道のページに寄せた文には、子供の頃から大好きだというこの電車を「可愛くて力持ち、とても健気な電車」と呼ぶ一節があります。
予約は電話かWebで、乗車日の3か月前から前日の15:00まで受け付けています。列車はすべて定員制で、座席は全員分確保されます。予約がなくても、宇奈月駅の窓口で朝7:40から当日券を売っています。ただ、紅葉の時期の混む日は、希望の列車や車両に乗れないことがあると鉄道は案内しています。12月1日〜6日の予約は電話だけで、黒部峡谷鉄道お客さまセンター(0765-62-1011、9:00〜16:00)が受け付け、当日券も用意されます。
欅平駅の周りは復旧工事中で、鉄道の案内によると、欅平駅と欅平ビジターセンターより先へは進めません。鉄道は、欅平での滞在を1時間程度にするよう勧めています。
温泉街の総湯と足湯
宇奈月温泉の湯は黒薙温泉を源泉にしていて、観光局の紹介では弱アルカリ性の単純温泉です。温泉街の中心にある総湯「湯めどころ宇奈月」は日帰りで入れ、大人510円・小中学生250円、9:00〜22:00(受付は21:00まで)で、第4火曜日と1月1日が休みです。

足湯には、足湯「おもかげ」と駅の足湯「くろなぎ」があります。日帰りの入浴施設は臨時に休むこともあるので、観光局は行く前に各施設へ確かめるよう案内しています。
ます寿しは宇奈月駅の売店で
富山の名物のます寿しは、トロッコ電車の宇奈月駅でも買えます。駅の構内の売店(7:30〜17:40)に「ます寿し押し寿司3種」(炙りサーモン・トロサーモン・ますを各2切れ)が1,150円で並び、フードコートでもます寿しを扱っています。ます寿しそのものと富山駅で買える店は、富山のます寿しの記事に書いています。