本文へ移動
trip-jp博覧会からミュージアム、寺社仏閣まで 横浜花博 2027 開幕まで 142日

大刀洗平和記念館で撮れる3機:ゴジラ-1.0の震電・零戦三二型・博多湾の九七式戦闘機

広告を含みます 本記事にはアフィリエイトリンクが含まれます。リンク経由で予約・購入されると、当サイトに報酬が支払われることがあります。

本文の価格・時刻・日程は2026年10月23日時点の公式発表に基づきます。予約の直前に各公式サイトで最新情報を確認してください。

アーチ型の屋根と淡い灰色の外壁をもつ筑前町立大刀洗平和記念館の外観。正面に館名の文字、右手に屋根付きの入口通路とスロープが見える
筑前町立大刀洗平和記念館の外観(福岡県筑前町) 写真: hyolee2(CC BY-SA 4.0、Wikimedia Commons)

震電は実物ではなく、映画「ゴジラ-1.0」の撮影のために作られた実物大模型を、筑前町が買い取ったものです。2022年7月から大刀洗平和記念館で常設展示していて、写真に撮れます。ほかに撮れるのはマーシャル諸島のジャングルから戻った零戦三二型と博多湾から引き揚げられた九七式戦闘機で、館の展示案内では、これ以外の展示は撮影禁止です。

館のある筑前町には、かつて旧陸軍の大刀洗飛行場がありました。館の展示は、この飛行場の歴史と航空技術を扱っています。

写真に撮れる3機

零式艦上戦闘機三二型

館の案内では、開館以来ここで常設展示しているのは「世界で唯一現存する海軍零式艦上戦闘機三二型」です。戦時中は第二五二海軍航空隊に所属し、戦後にマーシャル諸島タロア島のジャングルで見つかりました。日本へ戻ったのは昭和58年(1983)3月で、戦後38年がたっていました。輸送の方法や資金の集め方といった課題を越えて帰還に力を尽くしたのは、福岡航空宇宙協会の松本成一委員長(故人)でした。

展示室の床に置かれた濃い緑色の零戦。主翼と胴体に赤い日の丸があり、尾翼に白い文字で「Y2-128」と書かれている
館の零式艦上戦闘機三二型(2018年4月撮影)写真: そらみみ(CC BY-SA 4.0、Wikimedia Commons)

九七式戦闘機

海軍の零戦に対し、九七式戦闘機は陸軍の機体です。平成8年(1996)9月に博多湾の埋め立て工事の現場で見つかり、51年ぶりに引き揚げられました。機体の中に残っていた物から、特攻機だったことと、使っていた部隊が第一〇五振武隊(第四降魔隊)だったことがわかっています。

館の案内によると、操縦していた渡辺利廣少尉は、特攻命令を受けて満洲から知覧飛行場へ向かう途中、エンジントラブルで博多湾に不時着しました。漁船に助けられて命をとりとめましたが、その8日後に知覧から特攻出撃し、戦死しています。

展示室に置かれた九七式戦闘機。固定脚と細い胴体をもつ小型の単葉機で、金属の地肌が見える機体が床に据えられている
館の九七式戦闘機(2012年4月撮影)写真: 衛兵隊衛士(CC BY-SA 3.0、Wikimedia Commons)

震電(実物大模型)

震電は、終戦間際に福岡の九州飛行機株式会社で、米軍の爆撃機B-29を迎え撃つために開発された海軍の局地戦闘機です。前に小さな水平翼、後ろに主翼とプロペラを置いた前翼型(エンテ型)で、館の案内によれば、実戦に配備されることなく試作機の段階で終戦を迎えています。

展示が始まったのは令和4年(2022年)7月6日で、模型の購入と設置の費用の一部は、同じ年に行ったクラウドファンディングで集めました。

展示室の中央に据えられた震電の実物大模型。濃い緑の機体で、先端が丸い機首、赤い日の丸、後ろ寄りの主翼と後部のプロペラが見える
震電の実物大模型(2022年7月撮影)写真: Yagyu8(CC BY-SA 4.0、Wikimedia Commons)

大刀洗飛行場と1945年3月の空襲

大刀洗飛行場は大正8年(1919年)10月に開かれ、西日本の陸軍の航空拠点になりました。昭和15年(1940)10月には大刀洗陸軍飛行学校が開校し、鹿児島県の知覧や朝鮮半島に18の教育隊(分教所)を持つ組織になっています。

戦争の終わりが近づくと、飛行場は特攻隊の中継基地になりました。館の企画展の案内では、ここから直接出撃した特攻隊は一部で、多くは大刀洗を経由して南九州の前線基地へ向かっています。

昭和20年(1945年)3月27日と31日には米軍のB29による空襲を受け、飛行場は壊滅状態になりました。戦跡マップの平和の碑の説明によると、この2度の爆撃で亡くなった人は600人を超えます。館長の挨拶では、多くの犠牲のうえに今の平和があるとして、この館を「平和への情報発信基地」と位置づけています。

知覧の知覧特攻平和会館と南さつま市の万世特攻平和祈念館、この館の3館を運営する南九州市・南さつま市・筑前町は、平成31年(2019年)4月に連携協定を結んでいます。

太刀洗駅からの行き方

電車なら甘木鉄道の太刀洗駅で降り、館は駅を出てすぐです。JR鹿児島本線からは基山駅で、西鉄電車からは西鉄小郡駅で甘木鉄道に乗り換えます。所在地は福岡県朝倉郡筑前町高田2561-1です。

白い壁と金属の屋根をもつ平屋の駅舎。中央の通路の上に「たちあらい 甘木鉄道」の駅名板が掛かり、左に自動販売機が並ぶ
甘木鉄道の太刀洗駅の駅舎(2015年11月撮影)写真: そらみみ (Soramimi)(CC BY-SA 4.0、Wikimedia Commons)

車の場合、館の案内では大分自動車道の筑後小郡IC・甘木ICから約10分です。駐車場には普通車80台(身障者等の2台を含む)とバス8台が止められ、館の案内ではバスの欄に「駐車料金無料」とあります。

開館時間と入館料

項目内容
開館時間9:00〜17:00(入館は16:30まで)
休館日12月26日〜12月31日(2027年7月からは毎月第一月曜日も)
入館料(2027年3月まで)大人(大学生以上)600円、高校生500円、小学生・中学生400円、小学生未満は無料
団体(15名以上)大人500円、高校生400円、小学生・中学生300円
最寄り駅甘木鉄道 太刀洗駅(下車すぐ)

障がい者手帳を見せると、大人は400円、高校生以下は無料で、介助者は1名400円です。手帳はコピーでもかまいません。

表の入館料は2027年3月までのものです。館は令和9年(2027年)4月1日から入館料を改定すると発表していて、障がい者料金も一部変わります。改定後の金額は未確認です。休館日は2027年7月から、12月26日〜31日に加えて毎月第一月曜日も休みになります。

館には車いす4台、ベビーカー2台、シルバーカー1台があり、多目的トイレもあります。館内への飲食物とペットの持ち込みはできません。見学にかかる時間は、館の団体向けの案内では通常1時間〜1時間15分程度です。

掩体壕と戦跡マップ

館の周りに残る飛行場の跡は、館の「大刀洗戦跡マップ」に番号つきの11か所が載っていて、印刷用の地図もダウンロードできます。

掩体壕は、飛行機を敵の攻撃から守るための格納庫です。戦跡マップの説明では、大刀洗飛行場や城山の周りにいくつも造られたうち、残っているのはこの1つだけです。コンクリート製で、高さが7m30cm、幅が44mあり、補修を終えて令和7年4月1日から一般公開されています。

所在地は館とは別の筑前町高上937-3ほかで、大型車2台・普通車5台の駐車場があります。見学できるのは館の開館日の9時から17時までで、17時に施錠されます。館の受付では見学に使うタブレットを1台300円で貸していて、当日の受付は16時まで、1台最大2時間半までです。掩体壕は17時の施錠までしか見学できないので、午後に借りると2時間半を使い切れないことがあります。借りられるのは18歳以上(18歳未満は保護者の同意が要ります)で、申請書と身分証が要ります。

日曜の朗読と企画展

毎週日曜日には、ボランティアによる朗読があります。午後1時45分スタートの映像のあと午後2時から始まりますが、時間は前後することがあり、急に中止になる場合もあるので、聞きたいときは館(0946-23-1227)に電話で確かめます。

2階の企画展示コーナーでは、2026年12月13日まで企画展「第四回戦時下のくらし展」を開いています。昭和12年(1937)に日中戦争が始まってからの暮らしを取り上げ、案内には「銃後のくらしを、女性とこどもの視点を中心に紹介します。」とあります。会期中は休館日がありません。

Kindle本のセール・キャンペーン

PR

Kindle本の購入向けの企画です。Kindle Unlimited の読み放題とは対象や条件が異なります。

掲載内容は確認日時点の案内です。対象作品や開催状況はAmazonで確認してください。

ランダムに探す 押すと読みものを 1 本選びます

メニュー

English