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trip-jp博覧会からミュージアム、寺社仏閣まで 横浜花博 2027 開幕まで 142日

新横浜ラーメン博物館の行き方と料金

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本文の価格・時刻・日程は2026年9月26日時点の公式発表に基づきます。予約の直前に各公式サイトで最新情報を確認してください。

通りに面した新横浜ラーメン博物館の建物。白い外壁に館名の看板、1階に青いひさしの入口
新横浜ラーメン博物館の外観(2017年10月撮影) 写真: Brakeet(CC0、Wikimedia Commons)

山形県南陽市の赤湯で、先代の佐藤一美が「龍上海」を開いたのは昭和33年です。初めはしょうゆ味のラーメンが中心でしたが、当時はいまほどラーメンが食べられず、仕込んだスープの大半が毎日残りました。新横浜ラーメン博物館の店舗案内に載る店の紹介には、そのころのことが「当然のごとく、そのスープは毎日私たち家族の食卓にのぼり」とあります。家で残りのスープに味噌を入れて食べていたのが、昭和35年に生まれた「からみそラーメン」の起こりと言われています。

その「龍上海本店」の一杯を、いまは新横浜のラー博(新横浜ラーメン博物館の略称)で食べられます。館内に全国の8軒のラーメン店が並び、入場料は大人450円で、ラーメン代は別です。相鉄・東急新横浜線と市営地下鉄の新横浜駅10番出口から徒歩1分のところにあります。

1991年に始まった計画

計画が始まったのは1991年です。当時の新横浜は新興のビジネス街で、平日以外はほとんど人のいない街でした。この街で育った館長の岩岡洋志は、いまの館の土地の使い道として、手堅いテナントビルではなく「新横浜ラーメン博物館」を提案します。館の沿革には、その出発点は「全国各地のラーメンを、飛行機に乗らずに食べに行ける」というコンセプトだったとあります。前例のない施設で周囲の反対もあり、店との交渉も難しかったそうですが、1993年8月に出店する8軒が決まり、1994年3月6日に開館しました。

いまフロアガイドに載る店は、「龍上海本店」(山形・赤湯)、「利尻らーめん味楽」、「六角家1994+」、「新道らぁ麺」、「琉球新麺 通堂」、「こむらさき」(熊本)、「ロックンスリー」、「博多一双」の8軒です。ここに、期間ごとに店が替わる「ラー博Limited」が加わります。このうち「新道らぁ麺」は、2026年11月15日で館を卒業します。

館内に再現された昭和の街並み。夕焼け色の天井の下にレトロな映画看板の建物が並ぶ館内に再現された昭和の街並みの別角度。夕焼け色の天井と提灯が並ぶ
「ラーメンと夕焼けの街」の館内の様子(2012年4月撮影)写真: 左・右とも Motokoka(CC BY-SA 4.0、Wikimedia Commons)

店の並ぶ町並みを、館は「ラーメンと夕焼けの街」と呼んでいます。地下1階〜地下2階には喫茶&すなっく「Kateko」、駄菓子屋「夕焼け商店」、居酒屋りょう次があり、地下2階の鶴亀公園広場では紙芝居屋さん(水木金14:00〜、参加無料)や、昭和の露店名物の型抜き(平日14:30〜19:00、1枚200円)の催しがあります。

館内の街並みの一角に置かれた赤い丸型郵便ポストの再現物
館内に再現された昭和の街角の郵便ポスト(2013年撮影)写真: pcs34560(Public domain、Wikimedia Commons)

1階のギャラリー

1階のギャラリーは、館が「四半世紀かけて調査した歴史」を中心にラーメンを学ぶ場所です。2019年3月6日に開館25周年を迎えたとき、館は「日本の食文化としてのラーメンを50年後、100年後の人々に言い伝えられる施設でありたい」として、同年10月から1階の展示・体験エリアを広げました。新たに見つけたという室町時代の中華麺から始まる歴史展示、日本のラーメンブームを起こした「來々軒」の外観の再現、約1,000冊のラーメン本、全国の有名店の丼380点、実際に使われていた屋台が並び、約10分の映像で歴史をたどることもできます。

同じ1階のラーメン作り体験(予約制)では、国産小麦を明治・大正時代の製麺技法「青竹打ち」で麺にし、作った麺をラーメンとして食べます。麺・具材・スープ・容器・ふたを組み合わせてカップラーメンを作り、持ち帰れる「ラー博スゴメンラボ」もあります。どちらも時間と参加費は館の特設ページに載っています。

麺の小麦を問う「ラーメン登龍門2027」

館はいま、職人コンテスト「佐野実メモリアル ラーメン登龍門2027」を開いています。テーマは「国産小麦100%のつけ麺」です。岩岡館長のあいさつには、亡くなった佐野実が国産小麦や素材にこだわって広めたことを先々まで伝えるために開催を決めた、とあります。国民食と呼べるところまで来たラーメンなのだから、麺の小麦も日本で育てたものを使いたい、というのが館長の立場で、スープやタレに集まりがちな目を、麺にも向けてほしいという趣旨です。大会名誉会長を務める「支那そばや」の佐野しおりは、佐野実について「一杯の中に、時代をつくる責任と、次の世代への希望を込めていたのだと思います」と寄せました。

応募は2026年1月9日から5月31日までで、決勝に進む8人がすでに決まっています。9月から11月にかけて、その8人が各2日間ずつ館に店を出します。これはラー博倶楽部の会員に限った営業で、食べた会員の投票が決勝の1票になります。決勝は2027年1月17日で、優勝者は2027年5月ごろから約1年間、館に店を出します。

入場料とラーメン代

項目内容
開館時間平日11:00〜21:00、土日祝10:30〜21:00(ラストオーダーは閉館の30分前)
休館日年末年始(12月31日・1月1日)
入場料大人450円、小・中学生100円、高校生100円(本人確認書類を提示)、小学生未満無料
年間パス年間デジタルパス500円(LINEアカウントが必要)、年間アナログパス800円

入場料は建物に入るための料金で、ラーメンは各店の券売機で別に買います。「龍上海本店」なら赤湯からみそラーメンが1,100円、赤湯しょうゆラーメンが950円です。中学生以上は一人一杯の注文が決まりで、1杯を連れと分けることはできません。何軒か回りたい人のために全店にミニラーメンがあり、量は店ごとに違いますが、おおむねレギュラーの3/5程度です。「龍上海本店」のミニからみそラーメンは780円です。

各店は別々の飲食店という扱いで、ほかの店のラーメンを同じ席で一緒に食べることはできません。食券を買っただけでは注文にならず、ラストオーダーのあとに券を持っていっても出してもらえません。席の予約もできません。再入場は、1階インフォメーションで入場券の裏にスタンプを押してもらえばできます。

館のよくある質問によると、滞在の目安は平日1時間半〜2時間、休日2時間〜3時間です。昼食時の前後が混み、昼より夜のほうが入りやすいそうです。ゴールデンウィークやお盆には入場制限をすることがあります。

期間限定のメニューは、新道らぁ麺の卒業ラーメン第1弾「グリーンカレーヌードル」が10月29日から11月3日までです。11月25日から12月24日までは、「支那そばや」の40周年企画「支那そばやUNITED」として、暖簾分けの店や弟子の店主が数日ごとに替わって出店します。からみそラーメンを家でも作りたくなったら、楽天市場の龍上海の一覧PRで通販の品を見られます。

車椅子と撮影

車椅子は入口ゲートで無料で借りられます(2台)。エレベーターは入口階段の横の右側にあり、その入口の幅は75cmです。多目的トイレは体験コーナーに、おむつ交換台は1階の女子トイレと多目的トイレ、地下2階の女子トイレにあり、ベビールームは1階です。ベビーカーのまま館内もラーメン店も回れますが、混雑時は安全のため使えないことがあります。ラーメン店は全店が子ども用の食器と椅子を用意しています。

記念撮影は自由ですが、展示物や看板の著作権、来館者の肖像権に触れることがあるため、撮影は利用者の責任で行います。動画配信を含む商業目的の撮影には、事前に館の許可が要ります。館内は指定場所を除いて禁煙で、新型タバコも含みます。飲食物の持ち込みとペットの同伴(盲導犬・介助犬を除く)は断られます。コインロッカーは1階エレベーター横と正面階段地下の踊り場にあります。

新横浜駅からの行き方

館のアクセス案内によると、新横浜駅(JR東海道新幹線・JR横浜線・横浜市営地下鉄)からは徒歩5分、相鉄・東急新横浜線と横浜市営地下鉄の10番出口からは徒歩1分です。地下道を通って10番出口を出たら、最初の信号を左へ進みます。すぐ先のファミリーマートの先を右に曲がると、左側4件目です。横浜駅からは市営地下鉄で約11分、JR線(東神奈川駅で乗り換え)か東急東横線・みなとみらい線(菊名駅で横浜線に乗り換え)で約15分です。

車なら、建物の2階〜7階と屋上が提携の有料駐車場で175台。30分250円で、館内を使うと30分割引になり、当日の上限は2,600円、支払いは現金だけです。観光バス・マイクロバスの駐車場はなく、乗り降りは館の真正面でできます。

GREEN×EXPO協会は2026年9月18日のお知らせで、横浜花博(GREEN×EXPO 2027)の4駅シャトルバスに加えて、新横浜駅からも会場への直行バスを運行する予定だと示しました。運行事業者、時刻、運賃、予約方法は調整中で、決まり次第お知らせが出ます。

編集部の考え

龍上海のからみそは、売れ残ったスープが店の家族の食卓に毎日のぼったところから生まれた味です。ラー博は、そういう店ごとの来歴を持つ一杯を飛行機に乗らずに食べられる場所に集め、同じ建物の1階では室町時代からの歴史を、登龍門では麺の小麦を問い直しています。この館では、食べる場所と、ラーメンを50年後、100年後へ伝えようとする場所が、一つの建物に重なっています。

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