小樽雪あかりの路は、2027年は2月6日(土)から13日(土)に開かれます。小樽観光協会が2026年6月9日に出したお知らせは、この開催日と、詳しいことは決まり次第知らせるという2行だけで、会場と点灯の時間は2026年10月14日の時点でまだ出ていません。2026年の第28回は、小樽運河や旧手宮線の跡に並んだろうそくに17時に火が入り、21時に消しました。同じ週に札幌ではさっぽろ雪まつりが2月4日(木)から11日(木・祝)に開かれます。
2027年は日付だけが決まっている
観光協会のお知らせは2026年6月9日付けで、2027小樽雪あかりの路という見出しの下に開催日が1行あるだけです。実行委員会の公式サイトのお知らせの一覧は、2026年2月18日時点の第28回の協賛企業一覧が最新で、2027年の告知はまだありません。
第28回(2026年)の会期は2月7日(土)から14日(土)、点灯は17時から21時でした。初日の17時に小樽芸術村会場でオープニングセレモニーがあり、最終日の14日は21時に閉幕しています。2027年の会場と時間がこの形のままかどうかは、実行委員会か観光協会の発表を待つことになります。
期末試験の後の土曜から、雪まつりと重ねて
2026年の日程がどう決まったかは、実行委員会が2025年6月3日に公開した議事に残っています。5月30日に小樽市保健所講堂で開かれた第28回の第3回実行委員会で、簑谷和臣副検討委員長が、次回を第27回と同じ8日間の令和8年2月7日から14日にしたい、と説明しました。理由として挙がったのは、ボランティアの一端を担う小樽商科大学の学生の期末試験が2月5日(木)にあり、「小樽商科大学生が試験に集中できるよう」その後の土曜日から始めること、そして、さっぽろ雪まつりの会期(2月4日から11日)と一部を重ねて集客を見込むことでした。議案は承認され、第28回は2月7日(土)から14日(土)に決まりました。
冒頭のあいさつで西條文雪実行委員長は、天候に恵まれない日もあった第27回(2025年)を終えられたのは、1,900人を超えるボランティアの協力があったからだと述べています。
2027年のさっぽろ雪まつり(第77回)は、実行委員会が2026年7月13日に出した開催概要で、2月4日(木)から11日(木・祝)の8日間、大通・つどーむ・すすきのの3会場です。雪あかりの路の2月6日から13日と日付を並べると、雪あかりの路が始まってから雪まつりが閉まる11日までは、札幌と小樽の両方が開いています。
小樽運河、旧手宮線、小樽芸術村、天狗山。2026年の会場
2026年の会場案内に出ているメイン会場は、小樽運河、旧手宮線の跡、小樽芸術村、天狗山です。運河会場は、石造りの建物と、運河に浮かべたガラスの浮き玉のあかりの会場。手宮線会場は、北海道で最初の鉄道開業区間の一部で、線路が今も雪の下に残る場所にろうそくを並べます。小樽芸術村会場は、20世紀初頭の建物を使ったミュージアムに囲まれた広場で、アカペラやYOSAKOIの出し物と大きな滑り台があり、2026年はここで開会式がありました。天狗山会場はロープウェイで山頂へ上がり、雪のハートのオブジェと小樽の夜景を見る会場です。
メイン会場のほかに「あかりの市民会場」があり、町内会・商店街・学校・会社がそれぞれの場所で日を決めて灯します。2026年は、小樽市役所の正面玄関前のアイスキャンドルが2月11日(水・祝)から14日(土)、銭函では2月14日(土)・15日(日)に豊足神社の参道に200個のキャンドルを並べ、銭函駅にも雪像を作ってろうそくを灯しています。稲穂小学校では、PTAが親子でスノーキャンドルを作って玄関前に灯し、そのあとみんなでおにぎりと豚汁を食べる、という案内でした。市民会場は会場ごとに日程が違うので、公式サイトの一覧で日を確かめます。
ろうそくに火を入れるのはボランティア
火を入れるのはボランティアです。17時の始まりに合わせて約15分前からスノーキャンドルに火をともし、風で消えたろうそくは見回って交換し、毎日21時の終了後は火を消してすべて撤去します。スノーキャンドルの基本は、バケツに雪を詰めて真ん中にろうそくの穴を開け、ひっくり返してバケツを外すだけ、と案内にあります。雪の降らない土地から冬靴でなく来る人のために、砂箱の砂をペットボトルに入れてつるつるの坂道にまくのもボランティアの仕事で、会場に行くまでの道も見ています。実行委員会の「小樽雪あかりの路とは」の頁には「私たちは期間中、このかよわい、ささやかな灯りを絶やすことはない」とあります。
来た人も灯りを増やせます。紙コップに願い事を書き、ろうそくを入れて会場の雪の上に置くメッセージキャンドルで、2026年は運河会場(浅草橋街園)で1個100円、17時から21時でした。売り上げはイベントの大事な収入源、とボランティアの案内にあります。公式ろうそくも、2026年は1袋(8本入り)600円で1月16日から2月14日まで市内の店で売られ、収益は全額が運営費に回っています。
開催前の時間には、おたる案内人の資格を持つボランティアガイドが会場の見どころと町の歴史を案内するバックヤードツアーがあり、2026年は2月7日・8日・11日・14日の15時から16時が受付、集合は文学館・美術館内1階の階段前、所要は約1時間でした。ボランティアがオブジェを作り、ろうそくに火を入れる作業も見られます。英語通訳付きの回もありました。
1999年から、伊藤整の詩集の名で
小樽雪あかりの路は1999年に第1回が開かれました。名前は伊藤整の詩集『雪明りの路』からで、実行委員会の公式サイトはその中の雪夜という詩の一節を載せています。開催当初から、さっぽろ雪まつりとは対照的に、参加型と手づくりにこだわってきた催しです。高度経済成長から取り残され、斜陽都市と呼ばれた小樽について、「小樽が取り残された街並みだからこそ」これほど人に感動を与える催しができた、と同じ頁にあります。2018年に第20回を迎えたころの説明では、期間中に延べ12万本のキャンドルが灯り、ボランティアは延べ2,000人を超えるとありました。
受賞歴では、平成16年度に国土交通省の手づくり郷土賞の一般部門、平成30年度(2018年度)に同じ賞の大賞部門でグランプリに選ばれています。
札幌から快速エアポートで最短32分
小樽観光協会の交通案内では、新千歳空港・札幌からは快速エアポートで、小樽側の停車駅は小樽築港・南小樽・小樽です。札幌〜小樽は最短32分、新千歳空港〜小樽は最短75分。同じ案内には、520円を足すと指定席のUシートに座れる、とあります。北海道の外から鉄道で来るなら、北海道新幹線と特急で札幌へ出て、快速エアポートに乗り換えます。会場から小樽駅・南小樽駅までの歩く時間は、公式の会場案内に出ていません。
2027年2月6日(土)の夜の宿は、楽天トラベルの小樽駅周辺のホテル・旅館の一覧PRで探せます。21時まで見るなら、小樽に泊まるか、乗車32分の札幌に戻るかです。帰りの便は、2027年の点灯の時間が出てから時刻表で確かめます。
ほかの土地の冬の祭りは祭り歳時記の一覧にあります。