小泉八雲記念館(島根県松江市奥谷町322)の入館料は大人600円で、八雲が住んだ小泉八雲旧居と両方に入れる2館共通券は大人800円です。個人で行く人は、窓口で買うか、利用日を決めて館のweb券を買います。松江市民料金の2館共通券だけはwebでしか売っていません。19名以内の小グループと20名以上の団体の料金は、3日前までのweb予約が条件です。松江城と武家屋敷も回るなら、webだけで売っている3館共通券があります。八雲の生涯と怪談の舞台は、小泉八雲 怪談の舞台の記事で扱っています。
入館料と2館共通券
料金は2026年10月時点の館の利用案内とweb券のページによるもので、個人の券は次のとおりです。
| 券 | 大人 | 小・中学生 |
|---|---|---|
| 記念館の入館券 | 600円 | 300円 |
| 2館共通券(記念館・旧居) | 800円 | 400円 |
| 旧居の入館券 | 400円 | 200円 |
一般の料金では、記念館と旧居の入館券を別々に買うと大人1,000円なので、両方に入るなら2館共通券のほうが200円安くなります。障がい者手帳・療育手帳などを持つ人と介護者1名は、3つの券のどれも無料です。
松江市に住む人は、住所の分かる身分証を見せることを条件に、大人が記念館300円、旧居200円、2館共通券500円になり、小・中学生はどれも無料です。市民料金では、別々に買っても2館共通券でも大人500円で、差はありません。
窓口とweb券、予約が要る人
旧居の利用案内によると、個人の2館共通券は記念館と旧居の両方の窓口で売っています。館のweb券は2館共通券・記念館だけ・旧居だけの3つで、3つとも利用日の当日23:59からはキャンセル料が100%かかります。松江市民料金の2館共通券は、窓口ではなくwebで買います。
19名以内の小グループは料金が個人と同じです。20名以上の旅行会社などの団体は、記念館が大人480円・小・中学生240円、旧居が大人320円・小・中学生160円に下がり、2館共通券は個人と同じ800円・400円です。どちらも3日前までにwebで予約する決まりです。
館の案内と予約のページにあるのは、小グループが19名までという上限だけです。家族など数人で行くときに予約が要るかどうかは、出かける前に記念館(0852-21-2147)に確かめてください。
松江城・武家屋敷との3館共通券
松江城・小泉八雲記念館・武家屋敷の3館共通券は大人1,760円、小・中学生400円です。初回の利用日を含めて10日以内に使えますが、窓口では売っておらず、松江城のwebチケットでしか買えません。お客の都合によるキャンセル・返金・変更はできない券です。
同じwebチケットのページで、松江城の天守入場券は大人1,200円、小・中学生は無料です。大人なら、武家屋敷を除いて天守と記念館を別々に買うだけで1,800円になり、3館共通券の1,760円を上回ります。小・中学生は天守が無料なので、記念館と天守だけなら別々に買うほうが安く済みます。松江城は4月から9月が8:30〜18:00(受付は17:30まで)、10月から3月が8:30〜17:00(受付は16:30まで)です。
旧居は、3館共通券を10日以内に見せると割引になる施設の一つとして挙がっています。旧居にも入るなら、記念館と旧居を2館共通券にして、松江城と武家屋敷はそれぞれの券で入る分け方もあります。
開館時間と休館
記念館は4月から9月が9:00〜18:00(受付は17:30まで)、10月から3月が9:00〜17:00(受付は16:30まで)です。旧居も同じ時間です。
記念館と旧居の利用案内には「年中無休(館内メンテナンスのため、年数回の休館日をいただきます)」とあります。休館日の日付は未確認なので、出かける前に館のお知らせを見てください。
見て回る時間は、小グループと団体の予約ページに、記念館だけで40分程度、2館で1時間程度という目安が出ています。
松江駅からの行き方
JR松江駅からは、ぐるっと松江レイクラインバスで約16分の「小泉八雲記念館前」で降ります。松江市営バスなら約14分の「塩見縄手」で降りて徒歩5分です。一畑電車の松江しんじ湖温泉駅からは徒歩約20分。旧居の案内にも、同じバス停と所要時間が載っています。専用駐車場はどちらにもないので、車なら近くの駐車場に停めます。
小泉八雲旧居
旧居(松江市北堀町315)は、八雲が1891年6月に妻のセツと移り住み、熊本へ行くまでの約5ヶ月を過ごした家です。八雲はこの家の庭をとくに気に入り、帰ると和服に着替えて三方の庭を眺めていたと、旧居は説明しています。その庭は今も当時の面影を残しているとして、案内には「五感をひらいて、八雲が感じた旧居の趣を体感してみてください。」とあります。
展示室と企画展「西田千太郎へ」
記念館の展示室1は八雲の生涯を年の順に紹介し、展示室2は8つの切り口で八雲の仕事と考え方を描きます。フロアガイドによると、展示室2の「再話」のコーナーでは、朗読を俳優の佐野史郎さん、音楽をギタリストの山本恭司さんが担っていて、二人とも松江市の出身です。館長で八雲の曾孫の小泉凡さんのあいさつには、ここで「八雲が再話した山陰地方の5つの怪談をお楽しみいただけます」とあります。
展示室3では、2026年9月25日から2027年6月6日まで企画展「西田千太郎へ—出雲時代のなつかしいおもいでに」を開いています。企画展の案内によると、1890年8月30日に英語教師として松江に来たハーンを迎えたのが、28歳の教師、西田千太郎でした。展示は西田の日記と、約150通を数えるハーンとの往復書簡などから二人の交流をたどります。
本展の学術協力は島根大学法文学部准教授の宮澤文雄さんです。会期中の「西田千太郎レクチャーシリーズ」は、これからの回が2026年11月22日、12月5日、2027年1月30日、3月20日にあります。各回の題・講師・時間・申し込みの方法は、2026年10月27日の時点で館のお知らせにまだ出ていません(未確認)。