特急の名前に「草津」と入っていても、草津温泉に鉄道の駅はありません。特急草津・四万の終点は吾妻線の長野原草津口駅で、湯畑のある温泉街まではそこからJRバスで25分です。上野10:00発の1号なら、12:31発のバスに乗り継いで12:53に草津温泉バスターミナルに着き、上野から約3時間です。
全車指定席の特急草津・四万で上野から約2時間20分
特急草津・四万は全車指定席の特急で、上野と長野原草津口を結んでいます。JR東日本の案内では、上野から長野原草津口まで約2時間20分です。途中の停車駅は赤羽、浦和、大宮、熊谷、高崎、新前橋、渋川、中之条で、特定の日の一部の列車は東京駅から出ます。車両は房総の特急から移ってきたE257系で、座席の窓際にコンセントがあり、1・5号車には大きな荷物の置き場があります。
草津温泉観光協会が載せている令和8年3月14日からの時刻表には、上野を出る特急として1号と3号、土曜・休日だけ走る31号が載っていて、どれも長野原草津口でJRバスに乗り継げます。
| 列車 | 上野発 | 大宮発 | 長野原草津口着 | JRバス発 | 草津温泉バスターミナル着 |
|---|---|---|---|---|---|
| 草津・四万31号(土・休日のみ) | 9:00 | 9:26 | 11:24 | 11:31 | 11:53 |
| 草津・四万1号 | 10:00 | 10:26 | 12:18 | 12:31 | 12:53 |
| 草津・四万3号 | 12:10 | 12:35 | 14:34 | 14:45 | 15:07 |
同じ時刻表の運賃は、上野〜長野原草津口が5,480円、大宮〜長野原草津口が4,640円で、どちらも乗車券と特急券を合わせた金額です。表の注には、指定席特急料金は通常期・繁忙期・閑散期に分かれていて、乗る日によって金額が変わるとあります。特急を使わずに行くなら、高崎〜長野原草津口の吾妻線の普通列車が1,230円、上野から高崎線と吾妻線の普通列車だけで行くと3,190円です。観光協会のアクセスの案内では、上野〜高崎が高崎線で約1時間45分、高崎〜長野原草津口が普通列車で1時間30分かかります。
長野原草津口のJRバスは予約できず、並んだ順に乗る
長野原草津口から乗るのは、JRバス関東の長野原草津口〜上州大津〜草津温泉の路線です。JRバス関東の時刻表のページによれば、草津温泉〜長野原草津口間はJRバス関東だけが走らせていて、長野原草津口駅で列車と接続しています(一部の列車を除く)。上の表のバスの時刻は便ごとの発着です。
同じJRバス関東のページによれば、このバスは予約ができず、当日バス停に並んだ順に乗ります。座席定員制なので、満席になると乗れません。運賃は観光協会の時刻表で780円、降りるときに車内で払い、SuicaやPASMOなどの交通系ICカードが使えます(一部の臨時バスは使えません)。
夜に着く列車には注意が要ります。観光協会の時刻表では、長野原草津口に21:58と23:05に着く普通列車には接続するバスがありません。
北陸新幹線の軽井沢から草軽交通・西武観光バスで2,240円
東京から北陸新幹線で軽井沢へ出て、バスで草津温泉に入る道もあります。観光協会の案内では、東京〜軽井沢が北陸新幹線で約1時間10分、軽井沢〜草津温泉が草軽交通・西武観光バスで1時間18〜55分です。運賃は、令和8年10月1日からの観光協会の時刻表で、新幹線の東京〜軽井沢が自由席5,600円、指定席6,130円(指定席は繁忙期は+200円、閑散期は-200円)、バスの軽井沢〜草津温泉が草軽交通・西武観光バスとも2,240円です。
2社は通る道が違います。草軽交通は軽井沢駅から白糸の滝、浅間牧場を通り、西武観光バスは中軽井沢駅、鬼押出し園、万座・鹿沢口を通って草津温泉に入ります。同じ表では、西武観光バスの10:00発は平日だけ走ります。たとえば東京8:41発のはくたか555号に乗ると軽井沢に9:44に着き、10:30発の草軽交通のバスで11:55に草津温泉に着きます。
西武観光バスの2026年春ダイヤの案内では、万座バスターミナルから白根火山を通って草津温泉へ下る区間は運休です。軽井沢からは、上に書いた万座・鹿沢口を通る便で草津温泉に入ります。
バスターミナルから湯畑まで歩いて5分
草津温泉バスターミナルから湯畑までは歩いて5分です。湯畑は温泉街の真ん中にある源泉で、毎分約4,000リットルの湯が7本の湯樋を流れ、湯樋に沈んだ成分から湯の花を採ります。温泉街は湯畑を中心に広がっていて、観光協会の町民のページによれば西の端から東の端まで歩いておよそ30分です。そのページには「擦れ違いに苦心して車で観光するより、徒歩がお勧め」とあります。

湯畑の足湯前には山びこまんじゅうがあり、温泉まんじゅうと、店頭でも売っているあげまんじゅうを手作りしています。
共同浴場の熱い湯は水で埋めない
外湯・共同浴場は、もともと町に住む人のための公衆浴場です。観光協会の町民のページで、町の人は町民だけで独り占めせず譲り合いたいと語ったうえで、湯の使い方を伝えています。草津の人は熱い湯が好きで、「それをいきなり水で埋めたら、がっかりしてしまいます」。湯を止めずに流し続けているのにも訳があり、「お湯を止めたら、温泉の成分である硫黄がパイプに溜まり、詰まりの元」になるからです。同じページによれば、空いている浴場は注がれ続ける湯でどんどん熱くなり、人が出入りすると冷めるので、町民がすすめるのは比較的混んでいる時間帯や浴場です。普通の石鹸は草津の湯では泡立たないとも町民のページにあり、中性石鹸を町の薬局などで買えます。
熱乃湯の「湯もみと踊り」ショーは大人700円
湯畑の前に立つ熱乃湯では、草津名物の湯もみを草津節や草津ゆもみ唄とともにショーとして見せています。公演は午前が9:30・10:00・10:30、午後が15:30・16:00・16:30で、大人700円、小学生350円(税込)。チケットは各公演の30分前から売り出します。11:30〜12:50は受付で湯もみ体験ができ、小学生以上300円(税込)です。日によっては追加公演やナイト公演もあり、その日程は熱乃湯の公式の日程表に載っています。