鎌倉まつりの期間に見られる流鏑馬は、観光協会の行事ではありません。鶴岡八幡宮が行う崇敬者大祭の流鏑馬で、2026年は4月19日の日曜、静の舞のあった初日の4月12日から1週あとでした。2027年の日付はまだ発表されていません。
例年は4月の第2日曜から第3日曜
観光協会の案内では、鎌倉まつりは毎年4月の第2日曜から第3日曜にかけて、鶴岡八幡宮を中心に行事が続きます。2026年の第68回は4月12日から19日まででした。1959年から続く春の祭りで、主催は公益社団法人鎌倉市観光協会、共催は鎌倉市です。
2027年の日程の発表は、観光協会の鎌倉まつりのページのお知らせに出ます。暦に当てはめると、2027年の4月の第2日曜は11日、第3日曜は18日ですが、これは編集部が数えた日で、発表された日付ではありません(未確認)。以下の時刻も、年を付けたものは前の回の値です。
初日の日曜は行列巡行から静の舞まで
初日の朝は行列巡行です。市内のお囃子やお神輿、甲冑行列、よさこいの団体が、若宮大路の下馬から八幡宮の境内までの約1,000メートルを練り歩きます。2026年は10:00からでした。観光協会の説明では、長年続いたパレードに替わって始まった催しです。2026年は、鎌倉国際文理中学校・高等学校のマーチングバンドを先頭に、人力車に乗った鎌倉市長らや甲冑の団体が進む隊と、市内のお囃子とお神輿の隊に分かれていました。
行列が通る間は、10:00から12:00までの予定で、下馬から三ノ鳥居までの若宮大路に交通規制がかかりました。
午後は舞殿に移ります。2026年は13:30から開会式、14:30から静の舞の解説、15:00から静の舞でした。2025年は解説が15:00、舞が15:30からでした。
静の舞は舞殿で
観光協会の案内では、静の舞は「源頼朝の命により京都一の白拍子静御前が愛する源義経をしのんで舞ったと伝わる舞」です。鎌倉芸能連盟の全面協力で、それを舞殿で再現します。
あらすじは吾妻鏡によるものです。頼朝と不仲になった義経と吉野山で別れた静が捕らえられ、鎌倉へ送られます。頼朝と政子に求められて八幡宮で舞い、義経を慕う歌を詠んだため頼朝が怒った、という筋です。舞台になる舞殿について、八幡宮は、静御前が義経を慕って舞った若宮廻廊の跡に建つと説明しています。
舞う人は毎年替わります。2024年は泉流の泉 徳多佳さん、2025年は花柳流の花柳もしほさん、2026年は西川流の西川 新さんでした。西川さんは観光協会のインタビューで「今まで数々の静の舞が奉納されてきたと思います」と答え、その歴史の重さと大役に、身の引き締まる思いだと話しました。
見る場所には決まりがあります。2026年の注意事項では、大石段の上の席取りは14:00より前はできず、14:00から終わるまで、大石段は本殿へ参る人の上り一方通行になりました。参拝の通路と見る場所は規制ロープで分けられ、大石段の途中で立ち止まること、植え込みに入ること、竹柵に寄りかかることはできません。舞の間は社務所前の通路が一時通れなくなることがあり、終わったあと大石段の上から降りるときは、一斉に動かず係員の指示を待ちます。
レジャーシートを広げて見ることは、朝の行列巡行でも静の舞でも断られています。行列巡行は歩道からはみ出さずに見ます。段葛に座って見ないよう求められていて、観光協会の注意事項によると、お神輿などとぶつかるおそれがあるためです。
流鏑馬は八幡宮の崇敬者大祭
八幡宮の年中の祭りの案内には、崇敬者大祭に合わせて流鏑馬を「9月の例大祭に準じて執り行います」とあります。2025年は4月20日で、どちらの年も日曜の13:00からの予定、場所は境内の流鏑馬馬場でした。2025年も静の舞は初日の4月13日だったので、静の舞と流鏑馬を両方見るには、両年とも別々の日曜に出かける並びでした。
見物の席と観覧料は、観光協会と八幡宮の案内に記載がありません(未確認)。詳細は八幡宮(0467-22-0315)に問い合わせるよう、観光協会は案内しています。
9月の流鏑馬は別の行事です。例大祭は毎年9月14日から16日までで、最終日の9月16日13時から流鏑馬神事が行われ、弓馬術礼法小笠原教場宗家以下一門が奉仕します。八幡宮は、狩装束の射手が馬で駆けながら馬場の3つの的を射抜く神事だと紹介し、境内案内でも流鏑馬馬場を9月16日の神事で説明しています。4月の射手や流派は、公式の案内には載っていません。八幡宮の流鏑馬は4月の日曜と9月16日の2つがあるので、どちらの日かを確かめてから出かけてください。
JR鎌倉駅から徒歩10分
八幡宮の参拝案内では、鶴岡八幡宮へはJR鎌倉駅の東口からも江ノ電の鎌倉駅からも徒歩10分です。JR鎌倉駅には横須賀線と湘南新宿ラインが通り、観光協会の案内では、鎌倉は横浜から約30分、東京から約1時間です。
まつりの当日は道路が大変混み合うとして、観光協会は電車やバスで来るよう求めています。八幡宮の門は通年6時に開いて20時に閉まり、境内には犬などのペットを連れて入れません。