トゥンクトゥンクは、青い小さな地球の中に赤いハート形の精霊がいて、地球の下から黄色いあしが 2 本出ている姿のキャラクターです。2027 年 3 月 19 日に横浜で開幕する国際園芸博覧会 GREEN×EXPO 2027(横浜花博)の公式マスコットで、デザインは映像ディレクター・アートディレクターの牧野惇さん、名前は一般公募で集まった 6,076 件の中から選ばれた北原やえさんの案です。
姿は 2024 年 3 月 19 日の開催 3 年前の記者発表会で、名前はその 3 か月後、6 月 22 日の開催 1000 日前の記者発表会で公表されました。主催は公益社団法人2027年国際園芸博覧会協会(GREEN×EXPO協会)で、キャラクターの権利も協会が管理しています。
開幕後の会場に行くには、入場チケットと来場日時予約が要ります。予約の受付は 2026 年 9 月 18 日(金)から、公式チケットサイトで行います。券種と予約の手順はチケットの買い方、会期と行き方は横浜花博 2027 のまとめにあります。
グッズやコラボ、イベントの発表はトゥンクトゥンク特集に日付順で載せています。以下は、キャラクターそのものの話です。姿と物語、作った人、会える場所、そして使うときの決まりの順に書きます。
基本データ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 名前 | トゥンクトゥンク(英語表記 Tunku Tunku) |
| 立場 | GREEN×EXPO 2027(2027年国際園芸博覧会)公式マスコットキャラクター |
| デザイン | 牧野惇さん(映像ディレクター・アートディレクター)。指名コンペで選定 |
| 名前 | 北原やえさん。一般公募 6,076 件から選定 |
| デザイン発表 | 2024 年 3 月 19 日(開催 3 年前 記者発表会) |
| 名前発表 | 2024 年 6 月 22 日(開催 1000 日前 記者発表会。発表者は公式アンバサダーの芦田愛菜さん) |
| 性格 | ドキドキ・ワクワクすることが好き |
| 特技 | いろんな生きものや、ものの気持ちがわかる |
| くせ | わくから外れて、飛び出そうとする |
| 夢 | みんなの気持ちがつながって、みんながなかよしになること |
| トゥンクトゥンクの日 | 毎月 19 日(2026 年 9 月から。協会が SNS で「推し活キャンペーン」の投稿画像などを出す日) |
| 権利の管理 | GREEN×EXPO協会。公式ライセンス商品は 2027年国際園芸博覧会マスターライセンスオフィス(2027MLO、2024 年 12 月 9 日開設)が扱う |
性格・特技・くせ・夢は協会の公式マスコットページの記載どおりです。
姿に込めた考え(デザインの牧野惇さん)
協会が 2024 年 3 月 19 日に出した発表では、このキャラクターを「自然や地球との新たな関係を育むコミュニケーター」と位置づけています。自然は自分の気持ちを直接は伝えられないので、代わりに伝える役目をキャラクターに持たせた、という説明です。
姿の要点も同じ発表にあります。中心がハートの形なのは、自然たちの感情を分かりやすく伝えるため。キャラクターは「地球そのもの」で、その中に数えきれない命があふれている、としています。基本デザインを見ると、地球の中に花や葉が茂っていて、その真ん中でハートが笑って手を上げています。
デザインは指名コンペで選ばれました。発表会には牧野さんと、選考委員会副委員長の森本千絵さんが登壇しています。牧野さんの肩書は協会の発表で「映像ディレクター・アートディレクター」とされています。それ以上の経歴は協会の発表には無いので、ここでは書きません。
名前が決まるまで(北原やえさん)
名前はデザイン発表と同じ日に募集が始まりました。期間は 2024 年 3 月 19 日 15 時から 4 月 8 日正午まで、応募は専用サイトからで、最優秀作品には賞金 30 万円が用意されました。集まったのは 6,076 件です。

発表は 6 月 22 日、開催 1000 日前の記者発表会でした。公式アンバサダーの芦田愛菜さんが名前を読み上げ、北原さんも壇上に立ちました。この日、トゥンクトゥンクは初めて声を出し、芦田さんと言葉を交わしています。声を誰が担当しているかは、協会からは公表されていません。
北原さんは発表会で、「トゥンク」は心臓の音だと説明しました。心臓の音は胸に耳を当てないと聞こえない。だから「地球の声に耳を傾けよう」という願いを込めた、という話です。みんなで手を取り合ってつながり、命あるものがときめく地球になるように、という思いも添えています。
選考委員会は、自然の気持ちに触れること、人と自然の気持ちがつながることのドキドキ・ワクワクが伝わる名前だとして、この案を選んだとしています。協会の公式ページでは、名前は「人といろんな命が共鳴して、つながっている状態」を表すと説明されています。
物語:宇宙から来て、小さな地球をもらった
協会の公式マスコットページには、絵本の形の物語が載っています。要点は次のとおりです。
- トゥンクトゥンクは、はるか宇宙の彼方から地球に憧れてやってきた、好奇心いっぱいの精霊です。
- 精霊たちが肩を寄せ合って暮らす中で、ドキドキ・ワクワクが人一倍大きかったトゥンクトゥンクは、ある日みんなの中から飛び出してしまいました。
- 仲間たちは、美しい星を思い描いて小さな地球を作り、おうちとして贈ってくれました。あの青い球がそれです。
- 地球に来て、想像をはるかに超える数の生きものがいて、数えきれない命がつながって輝いていること、そして今、そのつながりが壊れかけていることを知ります。
- 同じ星から生まれたみんなは、同じ言葉を持たなくても同じ心を持っている。そう感じて、地球のみんながもう一度なかよくなる手伝いをしようと決めました。
「わくから外れて、飛び出そうとする」というくせは、この物語の「みんなの中から飛び出した」場面から来ています。ストーリーブックはデザイン会社 goen°(森本千絵さんが代表)が制作し、キャラクターデザインの牧野さんの名前がクレジットされています。
会える場所、遊べる公式コンテンツ
着ぐるみのトゥンクトゥンクは、協会や自治体のイベントに登場します。日程は協会の SNS とお知らせに出るので、直近の予定はトゥンクトゥンク特集の「イベント」の絞り込みで追えます。会いに行かなくても触れられる公式のものを挙げます。
| もの | 内容 | 出典 |
|---|---|---|
| 話しかけるページ | 協会の専用サイトでボタンを押して 5 秒以内に話しかけると、トゥンクトゥンクが声で返します | 協会マスコットページからリンク |
| キッズマップ「みつけて!トゥンクトゥンク」 | 会場の地図の中にトゥンクトゥンクが隠れている絵さがし。答えのページもあります | 協会マスコットページ |
| 折り紙トゥンクトゥンク | 神奈川県が折り方の動画 4 本と図解を公開。考案は横浜市出身の「半日族_万博ありがとう親娘」さん | 折り紙の記事 |
| 宇宙へ行ったぬいぐるみ | 2025 年 10 月 26 日打ち上げの JAXA 新型補給機 HTV-X1 で、ヒマワリ・マリーゴールド・ストック・ブロッコリーの「きぼうの種」と一緒に国際宇宙ステーションへ。2026 年春ごろ帰還の予定で、種とぬいぐるみは会場で展示する計画 | 協会お知らせ 2025.11.07 |
| デザインマンホール蓋 | 横浜建設業協会が寄附。開催地の旭区・瀬谷区に設置。市は 2025 年 3 月 24 日に感謝状を贈呈 | 横浜市 記者発表 |
| ラッピング自動販売機 | 相鉄本線 三ツ境駅の下りホームに 2025 年 7 月設置。鉄道駅では初 | SOTETSU PARK の記事 |
| 東京スカイツリーの特別ライティング | 2026 年 9 月 15 日・12 月 9 日・開幕当日の 3 回、トゥンクトゥンクの 4 色に | ニュース |
宇宙のぬいぐるみと種は、2025 年 12 月 31 日 23 時から年をまたぐ生配信「宇宙の初日の出 2026」で、JAXA の油井亀美也宇宙飛行士が「きぼう」日本実験棟から初めて披露しました(主催はバスキュールの KIBO宇宙放送局、共催は横浜市と協会。種の提供はサカタのタネ)。帰還は 2026 年春ごろの予定とされていましたが、実際に帰還したかどうかは、2026 年 9 月 17 日の時点で協会のお知らせに続報がなく、確認できていません。分かれば追記します。
2026 年 9 月 15 日の開催半年前記者発表会には、大阪・関西万博のミャクミャク、2005 年の愛・地球博のモリゾー・キッコロ、1990 年の国際花と緑の博覧会の花ずきんちゃんが集まり、トゥンクトゥンクと 4 組で写真撮影に加わりました(協会 9 月 16 日発表)。同じ発表会で協会は、毎月 19 日を「トゥンクトゥンクの日」と決めたと発表しました。9 月から、協会の SNS で「トゥンクトゥンク推し活キャンペーン」に寄せられた投稿画像や開幕前の話題を出す日で、会期中も続けるとしています。最初の 19 日は 2026 年 9 月 19 日、来場日時予約の受付開始(9 月 18 日)の翌日です。
グッズとコラボ
公式ライセンス商品は 2027MLO が企画・販売を管理しています。ぬいぐるみは要望が最も多かった商品として 2026 年 1 月 28 日に発売され、税込 4,290 円、高さ約 13cm です。オフィシャルオンラインストアのほか、横浜・山下公園のポップアップストア(2027 年 5 月 31 日まで)で買えます。
ほかのキャラクターとの共演は、2025 年 9 月の大阪・関西万博「ミャクミャク」との商品が最初で、売り切れが相次いで 2026 年 3 月に再販されました。その後、ミズノを加えた 3 者の靴(2026 年 8 月)、横浜の花と緑のキャラクター「ガーデンベア」(9 月)、「ムーミン」(2027 年 1 月発売予定)と続いています。財務省が発行する記念の千円銀貨にも、トゥンクトゥンクが表面に描かれます。それぞれの発売日と価格は次のニュースにあります。
- ミャクミャクとのコラボ再販(2026 年 3 月)
- ミズノ×ミャクミャク×トゥンクトゥンクの靴(2026 年 8 月)
- 山下公園のポップアップストア(2026 年 9 月〜)
- ガーデンベアとのコラボ(2026 年 9 月)
- ムーミンとのコラボ(2027 年 1 月〜)
- 記念の千円銀貨(申込は 2026 年 12 月 2 日から)
なお、神奈川県の出展「かながわ館」には葉っぱの「VIBRANTs」とモモンガの「モモーン」という県のマスコットが別にいます。トゥンクトゥンクとは持ち主が違うので、記事では分けて書いています(かながわ館のマスコットのニュース)。
使うときの決まり
協会は画像の提供をしていません。協会サイトの画像や資料は転載できないので、このサイトでも、載せる画像は協会が PR TIMES で配信したプレスリリースのものに限っています。
自分で描いたり作ったりする二次創作は、2025 年 7 月 9 日施行の二次創作ガイドラインの範囲で認められています。できるのは、営利目的でない個人が作った作品を SNS や個人のブログに載せること(公衆送信)で、二次創作であることを書き添えます。商品にして売る、宣伝や広告に使う、無償でも配る、他人の作品を自分のものと偽る、公序良俗に反する使い方は禁止です。折り紙のように立体で作る場合も同じ決まりです。条文を場面ごとに当てはめた一覧は二次創作ガイドラインの記事にあります。
名前の表記は「トゥンクトゥンク」で、「トゥ」は小さい「ゥ」です。パソコンやスマートフォンで打ちにくい名前で、ローマ字入力なら twu で「トゥ」が出ます(打ち方の記事)。
編集部の考え
万博のマスコットは、姿の説明を聞く前に見た目で好き嫌いが決まると思っています。トゥンクトゥンクの場合、ハートが「精霊」で青い球が「もらった家」だと分かると、球の中で花が咲いている意味が通ります。物語を先に読んでから着ぐるみに会うと、手を上げるしぐさが「みんなの中から飛び出した」場面に見えてきます。会場に行く前に、子どもと一緒に協会の絵本のページを開いておくのがおすすめです。
