相鉄グループは、GREEN×EXPO 2027の「Kids Village(キッズビレッジ)」に「SOTETSU PARK(そうてつぱーく)」を出展します。パークのシンボルは、新型車両「13000系」の実車両です。相鉄と花博にかかわる発表は、相鉄グループのほか、会場を運営するGREEN×EXPO協会(公益社団法人2027年国際園芸博覧会協会)からも出ています。
経緯を日付順に
| 日付 | できごと |
|---|---|
| 2025年3月13日 | GREEN×EXPO協会が相鉄グループを「プロジェクト協賛第1号」に決定 |
| 2026年7月7日 | 三ツ境駅にラッピング自動販売機を設置(発表は8月6日) |
| 2026年7月30日 | SOTETSU PARKに13000系(13100号車)を搬入(発表は8月28日) |
| 2026年8月7日 | プラレール「相模鉄道13000系」を発売(発表は8月3日) |
| 2026年8月30日 | 「ほほえみ号」ラッピングトレインの運転開始 |
| 2026年9月3日 | 横浜市発信拠点への展示を発表 |
| 2026年9月10日 | 「ともだちとすみかラボ ~鳥のすみか編~」を発表 |
SOTETSU PARKとは
SOTETSU PARKは、相鉄グループが手がけるVillage出展の1つです。約1,000平方メートルの敷地に、実車両の13000系、遊具、植栽、ワークショップ、連動するWebコンテンツを配置するとしています。
コンセプトは「ともだちとすみか」です。生きものと自然が影響し合いながら調和して暮らす場所を表したものだと説明されています。ねらいは、子どもたちが身近な生きものである「ともだち」に出会い、それぞれの「すみか」に遊びながら触れて、自然を知り守るきっかけをつくることだとしています。
パークを覆うのは、高さ約8メートル・直径約30メートルのリング状の屋根です。相鉄グループのグループマークがモチーフで、上部から13000系や園内を見渡せる回遊スペースになります。相鉄線沿線の自然を題材にした「すみか遊具」も設置されます。
相鉄の特設サイトによると、コンテンツは「パーク紹介」「ともだちになろう」「すみかをのぞこう」の3つで、アズマヒキガエル、カワセミ、モクズガニ、ニホンノウサギ、オオタカ、アオスジアゲハの6種類の生きものが登場する予定です。2026年9月時点では、特設サイトの多くのコンテンツが「準備中」と表示されています。
実車両「13000系」の搬入
相鉄グループは2026年7月30日、13000系13100号車(横浜方の先頭車)1両を、総合車両製作所横浜製作所(横浜市金沢区)から会場まで陸上輸送しました。トレーラーで一般道を通って運び、SOTETSU PARKの展示線路に据え付けました。発表は開催200日前にあたる8月28日で、輸送の様子を撮影した動画を相模鉄道の公式YouTubeチャンネルなどで公開しています。
架線のない会場でも本物の電車の雰囲気を感じられるよう、電力供給設備を設置して車両の機器を動かす予定です。運転台側の台車付近には車両基地の「点検ピット」を再現し、通常は整備担当者しか入れない床下からの見学もできるようにするとしています。
13000系は2026年3月30日に営業運転を開始した新型車両で、これまでに1編成8両が導入されています。相鉄のデザインブランドアッププロジェクトに「未来」のコンセプトを新たに加えた車両です。既存車両と比べて、CO2排出量を年間およそ33.3トン減らせる見込みだとしています。13000系と相鉄のほかの形式との違いは、相鉄線の車両ガイドで詳しく書いています。
プラレールと参加型プログラム
相鉄は2026年8月7日、13000系をモデルにしたオリジナルプラレール「相模鉄道13000系」を発売しました(発表は8月3日)。価格は1個(3両編成)3,500円(税込み)です。取り扱うのは、二俣川の「SOTETSU GOODS STORE」、横浜髙島屋のおもちゃ売場、TSUTAYA BOOKSTORE(ゆめが丘ソラトス・相鉄ライフ三ツ境)、書泉グランデ・書泉ブックタワーの鉄道フロア、鉄道甲子園オンラインショップです。売上の一部は「令和8年熊本地震」への義援金に充てるとしています。
相鉄グループは、鳥の巣箱づくりと観察をする全3回のプログラム「ともだちとすみかラボ ~鳥のすみか編~」を開きます。体験学習イベント「相鉄線沿線 学びクラブ」をGREEN×EXPO 2027向けにバージョンアップした「学びクラブwith EXPO」の一環です。発表は2026年9月10日で、参加者は9月11日から9月28日まで募集します(抽選制、1組1,000円、税込み)。開催は2026年10月12日・12月12日・2027年3月27日の3回で、会場はこども自然公園(横浜市旭区)、監修はNPO法人こども自然公園どろんこクラブです。希望者による観察結果の発表会は、2027年6月にSOTETSU PARKで開く予定です。
沿線と会場でのほかの取り組み
相鉄グループは、GREEN×EXPO 2027の「プロジェクト協賛第1号」でもあります(2025年3月13日発表)。瀬谷駅・三ツ境駅の駅名標のデザイン変更やラッピング車両の運行など、沿線での取り組みの詳しい経緯は相鉄線の車両ガイドに載せています。
このほか、GREEN×EXPO協会は2026年8月6日、公式キャラクター「トゥンクトゥンク」をデザインしたラッピング自動販売機を相鉄本線・三ツ境駅の下りホームに設置したと発表しました。設置は7月7日付けで、鉄道駅への設置は初めてだとしています。三ツ境駅はGREEN×EXPO 2027会場行きシャトルバスの発着駅の1つです。
相鉄グループは2026年9月3日、横浜市が出展する「建物空間を活用した発信拠点」に、循環型社会に向けた取り組みを展示すると発表しました。相鉄バスが回収した使用済み食用油をバイオディーゼル燃料に活用する仕組みは、ジオラマで再現します。相鉄ホテル(横浜ベイシェラトン ホテル&タワーズ)の生ごみ堆肥化と、そうてつローゼンの野菜くず堆肥化の取り組みは、カプセルトイマシン型のディスプレイで紹介します。一般公開の開始日など会期中の細部は、2026年9月時点の発表では示されていません。
相鉄本線は2026年に、二俣川駅~厚木駅間と上星川駅~二俣川駅間の開業100周年を迎えます。これを記念して相鉄は2026年8月30日、ラッピングトレインの運転を始めました。1983年から1991年に走ったグラフィックカー第1号「ほほえみ号」の花のデザインを再現したものです。対象は11000系1編成で、運転区間は相鉄本線(横浜駅~海老名駅)と相鉄いずみ野線(二俣川駅~湘南台駅)、運転期間は2027年7月下旬ごろまでの予定です。SOTETSU PARKの展示とは別の取り組みですが、2027年3月から瀬谷駅・三ツ境駅付近で開かれるGREEN×EXPO 2027に向けて、沿線の機運を高める目的があると発表されています。
編集部の考え
SOTETSU PARKの準備は、13000系の実車両を中心に、遊具やキャラクター、参加型のプログラムを組み合わせて進んでいると思います。沿線のラッピング車両や自販機まで含めると、相鉄グループの取り組みが会場の中と外の両方に広がっている点に特徴があると考えています。
SOTETSU PARKの展示内容や公開時期など、今後発表される情報は分かり次第追記します。ほかのVillage出展やテーマ営業出店は、出展パビリオン一覧で館ごとに見られます。
