折り紙トゥンクトゥンクは、青と黄緑を重ねた「地球」、黄色の「あし」、ピンクの「ハートの顔」の 3 つを別々に折って組み合わせる折り紙です。使うのは 15cm 角の折り紙 4 枚とはさみだけで、地球とあしは鶴を折ったことがある人なら途中まで見覚えのある手順です。
GREEN×EXPO 2027(横浜花博)の公式マスコット「トゥンクトゥンク」を折り紙で作ったのは、横浜市出身で大阪在住の「半日族_万博ありがとう親娘」さんです。神奈川県の 2026 年 4 月 28 日の発表によると、大阪・関西万博をきっかけに万博が好きになった当時 20 歳の女性が考案して SNS で公開し、県がこれを「折り紙トゥンクトゥンクプロジェクト」として支援しています。考案者は同時に「GREEN×EXPO 2027 応援団」に任命されました。県の公式チャンネル「かなチャンTV」が 4 月 20 日に折り方の動画を 4 本公開し、県のページには折り方の写真つき図解も載っています。
ここでは、その公式動画と県の図解をもとに、全 38 工程を 1 つずつ図にしました。各工程の見出しにある「0:30〜」のような時刻は、その工程が始まる動画の再生位置へのリンクです(YouTube がその時刻から開きます)。折り紙は写真より動画で手の動きを見るのがいちばん早いので、迷ったらその時刻に飛んでください。図の点線は折り線、赤い矢印は紙を動かす向き、赤い点線ははさみで切る所です。
用意するもの
| 材料・道具 | 数 | 使う所 |
|---|---|---|
| 折り紙 黄色(15cm 角) | 1 枚 | あし |
| 折り紙 青(15cm 角) | 1 枚 | 地球 |
| 折り紙 黄緑(15cm 角) | 1 枚 | 地球 |
| 折り紙 ピンク(8 分の 1 に切ったもの) | 1 枚 | ハートの顔 |
| はさみ | 1 本 | 地球・ハートの顔の切り込み |
| のり | あると良い | 組み立て |
| ペン | あると良い | 目と口 |
| 丸シール 6mm(白・青・ピンク・黄色) | あると良い | 目と飾り |
材料は県の図解「『トゥンクトゥンク』の折り方」の記載どおりです。ピンクの「8 分の 1」は、15cm 角なら半分に 3 回切った 7.5cm×3.75cm の長方形になります。動画では分かりやすいように実際より大きい紙で折っています。白い丸シールが無ければ、白いシールに色を塗ってもよいと図解にあります。
公式の折り方動画 4 本
神奈川県の公式 YouTube チャンネル「かなチャンTV(神奈川県公式)」が、2026 年 4 月 20 日に 4 本を公開しました。全体版と、3 つのパーツごとの動画です。どれも手元を上から撮った映像に、折る動作の字幕がついています。県の「折り紙トゥンクトゥンク」ページからもリンクされています。
| 動画 | 長さ | 内容 |
|---|---|---|
| 折り紙トゥンクトゥンクを作ろう~折り方解説動画~ | 16 分 10 秒 | 全体版。3 パーツを通して見たい人向け |
| 折り紙トゥンクトゥンクを作ろう~折り方解説動画地球部分編~ | 5 分 51 秒 | 青と黄緑の 2 枚で折る地球。はさみを使う |
| 折り紙トゥンクトゥンクを作ろう~折り方解説動画あし部分編~ | 5 分 40 秒 | 黄色 1 枚で折るあし。前半は鶴と同じ |
| 折り紙トゥンクトゥンクを作ろう~折り方解説動画ハートの顔部分編~ | 4 分 45 秒 | 8 分の 1 の紙で折る顔。はさみと丸シールを使う |
この記事の各工程に書いた時刻は、パーツ別の 3 本の再生位置です。3 本は各パーツの折り方の冒頭に埋め込んであります。パーツごとに分業して、家族や友だちと 1 体を作る使い方も動画の説明文で勧められています。
折り方
地球部分(13 工程・動画 5 分 51 秒)
青と黄緑の 2 枚を重ねて 1 枚として折ります。途中で 1 回はさみを使います。
1. 白い面どうしを合わせて重ねる(0:30〜)
青と黄緑の折り紙を、白い面が内側になるように重ねます。表が黄緑、裏が青の両面折り紙のようになります。以後はこの 2 枚を 1 枚として扱います。
2. 半分に折って折り目をつける(0:40〜)
青の面を内側にして半分に折り、開きます。真ん中に折り目が 1 本残ります。
3. 上下の辺を真ん中の折り目に合わせる(0:50〜)
上の辺と下の辺を、それぞれ真ん中の折り目に合わせて折ります。細長い長方形になります。
4. 左右も真ん中に合わせて小さな正方形にする(1:05〜)
長方形を左右で半分に折って開き、折り目をつけます。次に左右の辺をその折り目に合わせて折ります。小さな正方形になります。
5. 片側の口を開いて、内側の端に合わせてたたむ(1:30〜)
右側の口を開き、中で折ってある端に合わせるように広げてたたみます。左側も同じようにします。縦長の六角形(舟のような形)になります。この工程は動画の 1:30 から 2:07 で手の動きを見るのが確実です。
6. とがった所を 4 か所とも開いてたたむ(2:15〜)
六角形のとがった所を折り目から上向きに折り、内側を開いてたたみます。同じことを四方すべてで行うと、風車のような正方形になります。
7. 四方のうち 1 か所だけ真ん中に折り合わせる(2:59〜)
4 つある角のうち 1 か所だけを、真ん中に向かって折り合わせます。ほかの 3 か所はそのままです。
8. それぞれの口を開いてつぶす(3:09〜)
4 つの口を順に開いて平らにつぶします。2×2 の四角の真ん中に、青いひし形が見える形になります。
9. 左上の四角を内側から半分に折り上げる(3:29〜)
今つぶした左上の四角を、内側から半分に上へ折ります。左上に青い三角が出ます。
10. はさみで切り込みを入れる。裏側も同じ(3:39〜)
右上の四角に、内側から半分ほどの深さまではさみで切り込みを入れます。紙を裏返して、反対側も同じ位置に切り込みを入れます。切る深さは半分程度で止めます。
11. 切り込みを入れた 2 面を中心から内側へ折り込む(4:05〜)
切り込みを入れた 2 つの面を、それぞれ中心から内側へ折り込みます。裏側も同じようにします。青い部分が増えます。
12. 切り込みを入れた部分を内側に折り込む(4:35〜)
切り込みを入れた部分をさらに内側に折り込み、裏側も同じようにします。表に青い三角が風車のように並びます。
13. 裏返して 4 つの角を折る(4:59〜)
紙を裏返し、4 つの角をすべて折って丸みを出します。折った角はのりやテープで止めてもよい、と動画にあります。
表に返せば地球部分の完成です。動画の 5:25 で「こっちが上」と向きが示されるので、組み立てのときに確かめてください。
あし部分(12 工程・動画 5 分 40 秒)
黄色 1 枚で折ります。動画でも「最初は鶴の折り方と一緒」と案内があり、工程 6 までは鶴の基本形と同じです。
1. 三角に折る(0:30〜)
白い面を上にして、角と角を合わせて三角に折ります。外側が黄色の三角になります。
2. もう一度三角に折る(0:40〜)
三角の底辺の角と角を合わせて折り、小さな三角にします。
3. 内側に手を入れて四角に開く(0:50〜)
三角の内側に手を入れて四角に開き、平らにつぶします。裏側も同じようにすると正方形になります。開く側(袋になっている側)を下にして持ちます。
4. 両端の辺を真ん中に向かって折る(1:10〜)
下側の両端の辺を、真ん中の線に向かって折ります。裏側も同じようにします。動画では「折り線が大事になるから、しっかり線がつくように」と注意があります。
5. 上の三角を折って折り目をつける(1:30〜)
上の三角を、今折った部分の下の線で折り、折り目をつけてから開きます。
6. 下の 1 枚を持ち上げて開き、たたむ(1:40〜)
下の角を 1 枚持ち上げ、内側からも開いて、折り目に合わせてたたみます。裏側も同じようにします。鶴の基本形(下が 2 つに割れた細長いひし形)になります。
7. 割れている側の辺を半分に折る(2:35〜)
足になる割れている側の辺を、真ん中の線に合わせて折ります。反対側も同じようにします。下がさらに細くなります。
8. 開いて、内側の辺が折り目に重なるように折り直す(2:50〜)
今折った部分を開き、内側の辺が折り目に重なるように折り直します。反対側も同じようにすると、小さな足先が左右に出ます。
9. 足を中に入れて、足先を出す(3:09〜)
折った上の部分を後ろ側へ折ります。次に横側を開き、折り目に沿って足を中に入れ込み、足先を外に出します。反対側も同じようにすると、2 本の足が開いた形になります。この工程は動きが多いので、動画の 3:09 から 4:06 を見ながら折るのが確実です。
10. 足の先を内側に折って四角にする(4:09〜)
足の先を内側に折り込んで四角くします。反対側も同じようにします。
11. 上の角を中に入れ込む(4:33〜)
上の角を 3 分の 1 ほどの所まで折って開き、折り目をつけます。内側から開き、折り目に合わせて上の部分を中に入れ込みます。後ろ側も一緒に入れ込むと、上が平らになります。
12. かかとを折り込んで完成(5:00〜)
両方のかかとを内側に折り込みます。裏側にして折り目をしっかり押さえれば、あし部分の完成です。県の図解には「足の角度をつけても OK」とあります。
ハートの顔部分(13 工程・動画 4 分 45 秒)
8 分の 1 に切ったピンクの長方形で折ります。紙が小さいので、動画では大きい紙で実演しています。工程が細かいので、まず動画を 1 回通して見てから折るのを勧めます。
1. 短い辺どうしを合わせて折り目をつける(0:30〜)
白い面を上にして、短い辺どうしを合わせて半分に折り、開きます。真ん中に折り目が残ります。
2. 下の角を折り目の上の端に合わせて折る(0:40〜)
右下の角を、真ん中の折り目の上の端に合わせて折ります。左下の角も同じようにすると、赤い面が出た逆三角形になります。
3. 全部開き、端を折り目に合わせて折る(1:00〜)
全部開いて白い面に戻し、下の角を斜めの折り目に合わせて折ります。反対側も同じようにすると、下の両側に赤い三角が出ます。
4. さらに内側に折る(1:20〜)
今折った部分を、斜めの折り目でさらに内側に折ります。反対側も同じようにします。逆三角形の真ん中に白い三角が残ります。
5. 裏返して、角を中心に向かって折る(1:35〜)
裏返し、左右の角を下の角に合わせて折ります。ひし形になり、下半分に白い面が出ます。
6. 中心から端に合わせて折る(1:55〜)
白い部分を、真ん中の線から外側の端に合わせて折ります。反対側も同じようにすると、左右に小さな角が出ます。
7. 全部開いて、図の向きに置く(2:15〜)
ここまでの折りを全部開き、動画に出る小さな図と同じ向きに置きます。とがった方を上にした、家のような五角形です。
8. 折り目から斜めに切り込みを入れる(2:25〜)
はさみで、折り目から斜めに切り込みを入れます。反対側も同じように切ります。切りすぎないよう、折り目の所までにします。
9. 紙の端を先ほど折った部分に合わせて折る(2:42〜)
紙の端を、先ほど折った部分に合うように折ります。反対側も同じようにします。下の角も同じように折ると、四隅が赤いシャツのような形になります。
10. 先ほど折った部分を折り合わせる(3:02〜)
先ほど折った部分を斜めの折り目で折り合わせ、反対側も同じようにします。逆三角形に戻ります。
11. 裏返して、端を中心に向かって折る(3:10〜)
裏返し、左右の端を真ん中に向かって折ります。ひし形の下に白い小さな三角が見えます。ここが口の位置になります。
12. 端をてっぺんに折り、外側に折り返す(3:24〜)
端をてっぺんに向かって折って折り目をつけ、その折り目から外側に向かって折り返します。反対側も同じようにすると、左右に小さな角が出ます。
13. ひっくり返す(3:48〜)
ひっくり返すと、折る部分は完成です。上に白い切れ込みのあるハートの形になります。仕上げに白い丸シールを 2 枚貼り、ペンで目と口を描きます。完成形は動画の 3:48 以降と、県のページの図解で確かめてください。
3 つを組み立てる
県の図解の最後の 2 コマが組み立てです。
- ハートの顔の下の先を、地球の真ん中の口に差し込みます。
- 浮いている所はのりで止めます。
- 裏側に、あし部分をのりで貼ります。
- シールで顔とキラキラの飾りをつけます。
組み立てた姿は県のページの図解(最後の 2 コマ)と、全体版の動画の終わりで見られます。当サイトでは完成形の絵は載せず、公式の画像と動画で確かめてもらう形にしています。
折った作品を人に見せるときの決まり
折り紙トゥンクトゥンクは公式マスコットの二次創作です。県の発表にも、GREEN×EXPO協会(公益社団法人2027年国際園芸博覧会協会)の「2027年国際園芸博覧会公式マスコットキャラクター二次創作ガイドライン」を守ることが必須と書かれています。ガイドライン(2025 年 7 月 9 日施行)の要点は次のとおりです。
- できること: 個人が営利目的でなく作ること、作った物の写真や動画を個人の SNS や個人ブログに載せること。
- 必要なこと: 公開するときに二次創作であることを書くこと。
- できないこと: 商品にして売ること、無償でも配ること、宣伝や広告に使うこと、協会の公認や協賛があるように見せること、公式マスコットそのものと誤解させること。
- 企業や法人格のある団体は、協会のライセンス担当に個別に相談することになっています。
協会はマスコットの画像の提供をしていません。当サイトの図解は紙の形を当サイトで描き直したもので、完成したトゥンクトゥンクの姿は描いていません。動画は県が公開している YouTube の埋め込み機能で載せており、映像の切り出しはしていません。
折った 1 体に願いを書いて、会場のかながわ館に飾る企画(9 月 23 日から)
神奈川県は 2026 年 9 月 23 日(水・祝)に小田原市のダイナシティ ウェスト(小田原市中里 208)で開く「GREEN×EXPO 2027 開催半年前記念イベントinかながわ」(10 時〜17 時、参加無料・申し込み不要)で、折り紙トゥンクトゥンクのワークショップを開きます。県の案内によると、この日から参加型の企画が始まります。折った折り紙トゥンクトゥンクに夢や未来への願いをメッセージとして書き、県が今後のシティドレッシング(街の飾り付け)に使うほか、会期中に会場の県出展「Vibrant INOCHI Forest かながわ館」で展示するというものです。
同じ日にはトゥンクトゥンクと大阪・関西万博のミャクミャクが一緒に登場する撮影会もあります。撮影会は抽選制で、抽選券は 1 回目が 10:15〜10:45(撮影 13:30〜14:00)、2 回目が 12:30〜13:00(撮影 15:30〜16:00)に配られ、配布時間内に来た人全員がもらえます。ワークショップの時間と定員は、9 月 17 日の時点で県の案内に書かれていません。
県は 4 月 28 日の発表で、完成品を集めた「千羽トゥンクトゥンク」の展示や会場での映像展示を計画に挙げていました。9 月 23 日の企画は、その展示が「願いを書いた 1 体をかながわ館に飾る」という形で動き出したものです。小田原のあとの開催地と日程は、公表されたらこの記事に足します。
編集部の考え
3 パーツのうち、地球とあしは鶴を折れる人なら動画を 1 回見れば折れると思います。難しいのはハートの顔で、小さな紙に細かい折りが 13 回続きます。最初は 8 分の 1 ではなく 4 分の 1 の紙で練習し、形を覚えてから小さい紙で折るのがよいと思います。動画でも実演には大きい紙を使っています。
家族で分業するなら、地球を大人、あしを子ども、顔を器用な人、という分け方が合うと思います。動画の説明文にもパーツを分担して作る楽しみ方が書かれています。県は 2026 年 5 月 3 日の県庁庁舎公開で体験コーナーを設け、9 月 12・13 日のベトナムフェスタ in 神奈川の PR ブースでも折り紙のワークショップを開いています。9 月 23 日の小田原に行くなら、家で 1 体折って形を覚えてから会場で願いを書く方が、当日の限られた時間を撮影会や他の催しに回せます。かながわ館に飾られるのは自分が折って書いた 1 体なので、会期中に見に行く理由が 1 つ増えます。
