- 住友林業株式会社は 2026 年 9 月 15 日、開催半年前にあわせて、GREEN×EXPO 2027 に Village出展する住友林業館「ひゃくの森」の体験の流れと最新の展示イメージを初めて公開した。
- コンセプト: 「100EYES, 100FORESTS.」。森の姿は見る人によって変わる、という意味で、森や木をいろいろな視点から見る体験にする。
- 順路: トンネル、シアター、ミュージアム、2 階デッキの順に巡る。
- トンネル: 入口すぐ。「森を守ること」と「木を伐ること」という、一見矛盾する問いを持って中へ進む。
- シアターとミュージアム: 多くの生き物が暮らす場としての森、植林と育林を経て人の暮らしに届く木の姿を見せる。その先で、エネルギーやバイオ技術など、木が持つ未来の可能性を紹介する。
- 2 階デッキ: 普段は見上げる木々を、鳥のように上から見る。
- 同社にとっての位置づけ: 1691 年の創業から 330 年以上、森と木を中心に事業をしてきた同社が、初めて単独で出す国際博覧会。森を育て、木を使い、建物にし、また森を育てる「ウッドサイクル」の取り組みと、2030 年までの長期の目標を館で紹介する。
- 今後: 特設サイトにイメージパースとロゴを載せ、開幕に向けて展示の詳細やイベント情報を順次出す。
- 発表に書かれていないこと: 所要時間、入館に予約が要るか、館の会場内の位置、建物の規模と使う木材の産地。
編集部の考え
入口の問いが、この館の性格を決めています。「森を守ること」と「木を伐ること」。林業会社にとってはどちらも自分の仕事で、伐って使って植え直すのが森を守ることだ、という答えを、シアターとミュージアムで見せる構成です。問いを先に出して答えを館の中で示すやり方なので、途中から入ると分かりにくい館だと思います。トンネルから順に歩く前提で時間を取っておく方がよさそうです。
当サイトの全パビリオン早わかりでは、住友林業館はコンセプトと特設サイトの案内だけで書いていました。今回で順路が見え、4 つの場所(トンネル、シアター、ミュージアム、デッキ)に分かれることが分かりました。木を主題にする館としては、大屋根リングの木材を使うKAJIMA TREEと並びます。鹿島が「万博の木を継ぐ」館なら、住友林業は「自社の森の話をする」館で、同じ木でも話の入り方が違います。
最後の 2 階デッキは、会場の緑を少し高い所から見る場所になります。同じ日に発表された大成建設のTAISEI GREEN TERRACE(展望高さ約 4.5m)と合わせて、会場を上から見る場所が 2 つ見えてきました。
行く人へのヒント
- 順路がある館なので、トンネルの入口から入り、最後の 2 階デッキまで通して歩く時間を見ておいてください。所要時間は未発表です。
- 入館に予約が要るかは未発表です。一部の展示に観覧予約が入る仕組みは観覧予約の記事にあります。
- 会場内の位置と、ほかの Village出展 11 館との関係は全パビリオン早わかりで確かめられます。
- 展示の詳細は特設サイトで順次出るとしています。

編集部のひとこと
林業会社の館が「森を守ること」と「木を伐ること」の矛盾を入口の問いにするのは、自社の仕事の説明をそのまま展示にした形です。答えは館の中で見せる構成なので、順路どおりに歩く館だと思います。所要時間、予約の要否、館の位置は未公表です。