GREEN×EXPO 2027(2027年国際園芸博覧会)の会場には、来場者向けの飲食店や売店が並びます。協会の呼び方では「営業出店」です。GREEN×EXPO協会(正式名称:公益社団法人2027年国際園芸博覧会協会)は2026年6月22日、フードコート・レストラン・カフェ・ファストフード・グリーンショップ・コンビニエンスストア・FOOD STATION・一般ショップの出店内定者をまとめて公表しました。会場内オフィシャルストアの内定者は同年4月10日に、会場内モビリティ関連の内定者は同年6月22日と3月19日に分けて公表されています。協会の一覧とは別に、店名や店の内容を自社で発表している会社もあります。2026年9月時点の情報です。
会場の営業出店の全体像
協会が2024年10月23日に公表した公募スケジュールによると、会場の飲食・物販は「テーマ営業出店」(屋外空間や営業施設を整備し、コンセプトを打ち出す独自の飲食・物販の出店)などの参加メニューに分けて公募されました。その後、2026年4月10日にオフィシャルストアの内定者2件が発表されました。6月22日には、フードコート以下の各区分の内定者と、会場内パーソナルモビリティの内定者1件、会場内モビリティの追加内定者1件が公表されました。会場内モビリティの当初の内定者2件は、2026年3月19日にすでに公表されています。
協会の説明では、飲食・物販施設は各Village・エリアの特色に合わせて配置されます。世界各国の飲食やGREEN×EXPO 2027オリジナルメニューなど、来場者のさまざまな求めに応じたメニューを出すとしています。出店者はいずれも「内定」の段階で、店舗コンセプトやメニューの詳細は順次公表される予定です。
会場の建物には、大阪・関西万博のパビリオンの資材を使うものもあります。TSP太陽株式会社の発表(2026年6月8日)によると、同社は大阪・関西万博のアイルランドパビリオンとORA外食パビリオン「宴〜UTAGE〜」の建築資材を再利用し、メインゲートとレストランの建物を建設しています。
飲食:フードコート・レストラン・カフェ・ファストフード
協会の2026年6月22日発表による出店内定者は次のとおりです(五十音順)。
| 区分 | 出店者 |
|---|---|
| フードコート(2者) | KOTIホールディングス、白ハト食品工業 |
| レストラン(2者) | ADNJ - Africa Diaspora Network Japan、シーザースキッチン |
| カフェ(6者) | 白ハト食品工業、鈴廣かまぼこ、初亀、ポルトガル・トレード(共同運営パートナー:薪窯パンLisboa)、リビングホスピタリティジャパン、チーズガーデン(株式会社庫や/コロワイドグループ) |
| ファストフード(6者) | ケンミン食品、トゥーバトレーディング、フラット・フィールド・オペレーションズ、まねき食品、横浜バニラ、リビングホスピタリティジャパン |
鈴廣かまぼこ(カフェ)
神奈川県小田原市の鈴廣かまぼこ株式会社は2026年7月22日、Farm & Food Villageにカフェを出店すると発表しました。出店の理由として、同社の企業理念「食するとは生命をいただき生命をうつしかえること」を、博覧会のテーマ「幸せを創る明日の風景」に重ねて説明しています。メニューなどの詳細は2026年9月時点で公表されていません。
横浜バニラ(ファストフード)
横浜発のギフトスイーツブランドを展開する横浜バニラ株式会社は2026年6月22日、出店内定を発表しました。同社は「ここでしか味わえない特別な商品」を開発中と説明しています。商品や出店の詳細は、今後順次発表するとしています。
チーズガーデン(カフェ)
栃木県那須で生まれたチーズ菓子専門店チーズガーデン(運営:株式会社庫や、コロワイドグループ)は2026年6月22日、カフェ業態での出店を発表しました。自然との心地よい距離を感じられる空間づくりをテーマにしています。会場でのメニューの詳細は2026年9月時点で公表されていませんが、看板商品の御用邸チーズケーキをはじめとする各種チーズケーキやチーズクッキーなどを扱う方向性を示しています。
物販:グリーンショップ・コンビニ・FOOD STATION・一般ショップ・会場内オフィシャルストア
| 区分 | 出店者 |
|---|---|
| グリーンショップ(花と緑の販売、1者) | 日比谷花壇グループ |
| コンビニエンスストア(3者) | ファミリーマート、山崎製パン、ローソン |
| FOOD STATION(10者) | ありあけ、HRTニューオータニ、エイト、神奈川県パン協同組合連合会、崎陽軒、京丹波、銀座仁志川、シーザースキッチン、TDM 1874 Brewery(株式会社坂口屋)、リビングホスピタリティジャパン |
| 一般ショップ(2者) | 初亀、リビングホスピタリティジャパン |
| 会場内オフィシャルストア(2者) | オフィシャルストア営業推進共同企業体(代表構成員:丸善ジュンク堂書店、構成員:大日本印刷、オークコーポレーション)、近鉄百貨店 |
日比谷花壇グループ(グリーンショップ&カフェ)
東京都港区の株式会社日比谷花壇は2026年6月22日、会場唯一のグリーンショップの出店内定を発表しました。出店場所はメインゲート近接エリア(区画No.G-03)です。屋内300平方メートルと屋外100平方メートルの施設に、花や植物の販売とカフェを兼ねた空間を設けます。コンセプトは「五感繚乱・持ち帰れる明日の風景」です。同社によると、店では環境負荷の低減に配慮した花き・植物と、サステナブルなボタニカル雑貨を販売します。カフェでは、花やハーブ、地域の農産物を使ったメニューを提供するとしています。
会場内オフィシャルストアとは
協会によると、会場内オフィシャルストアは公式ライセンス商品だけを扱う店舗です。商品には、GREEN×EXPO 2027の公式ロゴマークや公式マスコットキャラクターなど、協会が保有する知的財産が使われます。玩具、食品、アパレル、文具、雑貨など、思い出の品やお土産品になる幅広い商品を販売するとされています。店内で販売する公式ライセンス商品の製造事業者(サブライセンシー企業)は、今後、2027年国際園芸博覧会マスターライセンスオフィスのホームページで公表予定です。
会場内モビリティ
| 区分 | 出店者 |
|---|---|
| 会場内パーソナルモビリティ(1者) | WHILL |
| 会場内モビリティ(3者) | 泉陽興業、マクニカ、湘南貿易 |
会場内モビリティのうち泉陽興業とマクニカは2026年3月19日に、湘南貿易は2026年6月22日に追加で公表されています。
WHILL(会場内パーソナルモビリティ)
WHILL株式会社は2026年6月22日、会場内パーソナルモビリティの提供事業者に採択されたと発表しました。メインゲート付近で、近距離モビリティ「WHILL」を貸し出す計画です。免許は不要で、時速6km以下の走行区分(電動車椅子規格に準じ、歩行者として扱われる区分)にあたります。年齢や障害の有無、国籍を問わず、来場者が広い会場を安心して回れるようにすることが目的だとしています。
テーマ営業出店(Village隣接)
テーマ営業出店は、屋外空間(庭園、広場等)と営業施設を整備し、博覧会のコンセプトを打ち出す独自の飲食・物販を行う参加メニューです。公募は2024年10月25日に始まりました。協会の公式サイト「Village出展・テーマ営業出店」によると、Villageに隣接する形で次の4件が出展を予定しています。
| 出店者 | 名称 | 内容 |
|---|---|---|
| JAグループ | 「いただきます」を生むチカラ | 国産の農産物のよさや、日本の食と農について触れる時間を提供 |
| 株式会社丸兆 | HONEY HARMONY GARDEN | 小さな命のつながりを身近に感じ、自然と食の未来を考えるきっかけをつくる |
| 明治グループ | ORAGA VILLAGE 未来のふるさと | 明治グループの事業の原点である里山を紹介 |
| ヤマザキパングループ | ヤマザキ「明日の明るい食卓」館 | 毎日の食卓に対する安心と、明日の食卓への期待を展示や体験で伝える |
編集部の考え
飲食・物販の出店者は、地元神奈川の企業(鈴廣かまぼこ、横浜バニラなど)と、全国チェーンやコンビニ大手(ファミリーマート、山崎製パン、ローソン)が混在しています。グリーンショップやオフィシャルストアの「ここでしか買えない」品と、コンビニのふだんどおりの便利さを、両方そろえた顔ぶれだと思います。店名・メニューの詳細はこれから順次発表される段階なので、続報が出次第この記事を更新します。
会場のグルメ・ショップの一覧は特集ページ「会場のグルメ・ショップ」、パビリオンの情報は「パビリオンガイド」にまとめています。
