横浜花博 2027 出展・参加国 まとめ

GREEN×EXPO 2027 タイ王国:公式参加契約と2029年コラート国際園芸博への継承

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本文の価格・時刻・日程は2026年9月11日時点の公式発表に基づきます。予約の直前に各公式サイトで最新情報を確認してください。

タイ王国との公式参加契約の調印後の記念撮影。左から越川政府委員、コートン・タイ陳列区域政府委員、河村事務総長。タイと日本の旗が立つ
在東京タイ王国大使館での調印式(2025年10月) ©Expo 2027(GREEN×EXPO協会 プレスリリース 2025.10.15 より)

タイ王国は2025年10月14日、GREEN×EXPO 2027(2027年国際園芸博覧会)の公式参加契約を調印しました。場所は在東京タイ王国大使館、契約の相手はGREEN×EXPO協会(正式名称:公益社団法人2027年国際園芸博覧会協会)です。協会の発表は同月15日でした。2027年は、1887年の「日タイ修好宣言」から140周年にあたる年です。タイにとっては、2029年に自国で開くコラート国際園芸博覧会へつながる参加でもあります。

世界地図の中のタイ王国の位置。緑がタイ、茶色が日本
タイ王国の位置(緑)。茶色が日本で、印が横浜です。地図: Natural Earth のデータから当サイトが作成(イコールアース図法)

基本情報

表は外務省の基礎データ(2026年1月21日時点)によります。

項目内容
正式名称タイ王国(Kingdom of Thailand)
面積約51万平方キロメートル
人口6,605万人(2025年)
首都バンコク
民族大多数がタイ族。ほかに華人、マレー族等
言語タイ語
宗教仏教94%、イスラム教5%
政体立憲君主制
元首マハー・ワチラロンコン・プラワチラクラーオチャオユーフア国王陛下(ラーマ10世王、2016年10月即位)
首相アヌティン・チャーンウィーラクン氏(2025年9月就任)
外相シーハサック・プアンゲートゲーオ氏

日本との関係では、タイの在留邦人が70,421人、日本の在留タイ人が65,398人です(いずれも2024年)。訪日タイ人数は新型コロナウイルスの影響からの回復が進み、2024年は約105万人でした。両国は1887年の「日タイ修好宣言」以来の関係を持ち、2027年は国交樹立140周年にあたります。要人往来では、2025年5月にタイのマーリット外相(当時)が来日し、岩屋外務大臣と会談しました。政権交代後の同年12月にはシーハサック外相が来日し、茂木外務大臣とワーキングランチを行いました。

夜にライトアップされたワット・アルンの大仏塔
バンコクのワット・アルン(暁の寺)。夜のライトアップです。写真: Diego Delso(CC BY-SA 3.0Wikimedia Commons

展示の公式情報

GREEN×EXPO協会の発表によると、調印式は2025年10月14日(火)15時30分、在東京タイ王国大使館で開かれました。調印したのは、タイ王国陳列区域政府委員のピラパン・コートン氏(農業・協同組合省農業普及局長)、GREEN×EXPO協会事務総長の河村正人氏、2027年国際園芸博覧会政府委員の越川和彦氏の3人です。駐日タイ王国特命全権大使のウィッチュ・ウェチャーチーワ氏が同席しました。

コートン氏は、タイパビリオンについて、味覚・香り・視覚・音を通じて心と体の調和を感じられる体験の場になると説明しています。公表されている建物のイメージは、タイ東北部の寺院建築「イサーン・シム」から着想を得たもので、暮らしと信仰に根ざした静けさを表現するとされています。屋内と屋外の空間を組み合わせた「インターナショナルガーデン」も計画に含まれています。ただし、これらは発表資料に「イメージ」と注記された段階のもので、具体的な展示物や規模は2026年9月時点で未発表です。

タイは、2029年11月10日から2030年2月28日まで、タイ東北部のナコンラチャシマー県(通称コラート県)で「2029年コラート国際園芸博覧会」を開く予定です。テーマは「自然と緑:緑の未来を描く」で、A1クラスの国際園芸博覧会としてBIE(博覧会国際事務局)の認定手続き中とされています。タイでのA1クラス開催は、ラーマ9世在位60周年にあたる2006年の北部チェンマイ県以来2回目です。協会は、今回の公式参加契約の締結を、GREEN×EXPO 2027からコラート博へと「絆を繋ぐ」節目と位置づけています。

予習のための文化

タイ国政府観光庁(TAT)の公式サイトによると、タイの国花は「ラーチャプルック」(ゴールデンシャワー)で、2001年10月26日に制定されました。開花期は3月から4月です。黄色い花は仏教と栄光を表すとされ、ラーマ9世が月曜日生まれだったことから「国王の花」とも呼ばれています。伝統的な住居は高床式で、多雨多湿の気候に合わせて屋根の勾配を急にしています。建築面積の40〜60%を広い濡れ縁が占めるのも特徴です。陶磁器(サンカローク焼、ベンジャロン焼)をはじめ、食文化にも中国からの影響が見られると紹介されています。

黄色い花房を垂らして満開になったラーチャプルックの木
タイの国花ラーチャプルック(ゴールデンシャワー)。黄色い花が房になって垂れます。写真: PumpkinSky(CC BY-SA 4.0Wikimedia Commons

タイパビリオンの建物イメージが着想を得た「イサーン・シム」は、タイ東北部(イサーン地方)の寺院建築です。2029年のコラート博もこの地方で開かれます。同庁が公開しているイサーン地方の食文化紹介によると、この地方の料理は塩味が強く辛みがあり、甘みは控えめです。海に面していないため、川魚を発酵させた「プラーラー」を保存食として使う点が特徴とされています。代表的な料理として取り上げられているのは、青パパイヤのサラダ「ソムタム」、鶏の炭火焼き「ガイヤーン」、ハーブと炒り米で味付けしたひき肉のスパイシーサラダ「ラープ」、発酵させた酸味のあるソーセージ「サイクロー」、東北版のトムヤムスープと紹介される「トムセープ」です。タガメやアリの卵を食べる昆虫食の習慣もあるとされています。

皿に盛ったソムタム。細切りの青パパイヤとトマト、豆
青パパイヤのサラダ「ソムタム」。写真: Vyacheslav Argenberg(CC BY 4.0Wikimedia Commons

編集部の考え

公表された建物のイメージはイサーン地方の寺院建築から着想を得ていて、2029年のコラート博も同じ地方で開かれます。タイパビリオンの発表は、単独の国紹介というより、コラート博へつなぐことを意識したものだと思います。イサーン地方の建築や食文化を先に知っておくと、2027年にパビリオンが公開されたとき、展示の中身をつかみやすくなりそうです。展示物や規模が発表されたら、この記事に書き加えます。

参加国全体の一覧は「参加国ガイド」にあります。会期や行き方、チケット、宿については「横浜花博 2027 のページ」をご覧ください。

花博に行く前に決める 4 つ

  1. 1 券種を選ぶ早割は3月18日まで
  2. 2 来場日時を予約9月18日 受付開始
  3. 3 バスか駐車場を予約同じく9月18日から
  4. 4 宿を押さえる PR 楽天トラベルで横浜駅の周辺を探す

よくある質問

タイ王国はGREEN×EXPO 2027にいつ参加を決めましたか。

2025年10月14日、在東京タイ王国大使館でGREEN×EXPO協会との公式参加契約が調印されました。協会の発表は同月15日です。

調印式には誰が出席しましたか。

タイ王国陳列区域政府委員のピラパン・コートン氏(農業・協同組合省農業普及局長)、GREEN×EXPO協会事務総長の河村正人氏、2027年国際園芸博覧会政府委員の越川和彦氏が調印し、駐日タイ王国特命全権大使のウィッチュ・ウェチャーチーワ氏が同席しました。

タイパビリオンの展示内容は決まっていますか。

2026年9月時点で公表されているのは、味覚・香り・視覚・音を通じた体験というコンセプトと、タイ東北部の寺院建築「イサーン・シム」から着想を得た建物イメージまでです。具体的な展示物や規模は未発表です。

なぜ2027年はタイにとって節目の年なのですか。

1887年の「日タイ修好宣言」から140周年にあたるためです。あわせて、タイは2029年に自国でコラート国際園芸博覧会(A1クラス)を開くため、GREEN×EXPO 2027への参加は、その開催へつなぐ節目とも位置づけられています。

タイの人口や首都などの基本データはどこで確認できますか。

外務省の基礎データ(2026年1月21日時点)に基づき、本記事の「基本情報」の表にまとめています。

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