大洋州からGREEN×EXPO 2027(2027年国際園芸博覧会)への参加を表明しているのは、2026年9月9日時点で5か国です。この数は、GREEN×EXPO協会(正式名称:公益社団法人2027年国際園芸博覧会協会)と外務省が公表した参加表明国・国際機関の一覧によります。当サイトには、アジアの参加国ではインド・タイ王国・フィリピン共和国の個別記事があります。大洋州の国については、この記事の時点で個別記事はありません。
公式参加契約の状況
この記事の時点で、GREEN×EXPO協会との公式参加契約に調印したと発表された大洋州の国はありません。5か国とも参加表明の段階で、展示内容もまだ発表されていません。
国ごとの参加状況(大洋州5か国)
各国の面積や人口、言語、産業などは、外務省が国ごとに公開している「基礎データ」によります。
ソロモン諸島
面積は2万8,900平方キロメートルで、岩手県の約2倍あります。首都はホニアラ、人口は819,198人(2024年、アジア開発銀行)です。公用語は英語で、ピジン英語も共通語として使われています。1978年7月7日に英国から独立した立憲君主制の国です。主要産業は農業(コプラ、木材)と漁業で、輸出は中国・イタリア・オーストラリア向けが中心です。
ナウル共和国
GREEN×EXPO協会が公表した2026年9月9日付の一覧で、新たに参加表明国に加わりました。面積は21.1平方キロメートルで、東京都品川区とほぼ同じです。世界でも有数の小さな国で、首都はヤレン、人口は11,947人(2024年、世界銀行)です。公用語は英語で、ナウル語も使われています。かつてはリン鉱石の輸出で栄えましたが、資源はほぼ枯渇し、目立った主要産業は見当たりません。2024年1月には台湾との外交関係を断ち、中国と国交を樹立しました。
パラオ共和国
面積は488平方キロメートルで、屋久島とほぼ同じです。首都はマルキョク、人口は17,695人(2024年、世界銀行)で、言語はパラオ語と英語です。1994年に米国との自由連合盟約のもとで独立した大統領制の国で、主要産業は観光業です。観光客数は2015年の16.4万人をピークに新型コロナ禍で落ち込みましたが、2022年以降は回復基調にあります。2024年3月には米国による財政支援がさらに20年間延長されることが承認されました。
フィジー共和国
面積は1万8,270平方キロメートルで、四国とほぼ同じ大きさです。首都はスバ、人口は933,154人(2025年、世界銀行)です。公用語は英語で、フィジー語とヒンディー語も使われています。主要産業は観光・砂糖・衣料です。スバには太平洋諸島フォーラム(PIF)事務局や南太平洋大学(USP)など多くの地域協力機関が置かれ、フィジーは地域協力の中心になっています。
ミクロネシア連邦
ヤップ・チューク・ポンペイ・コスラエの4州からなる連邦国家です。面積は700平方キロメートルで、奄美大島とほぼ同じです。首都はパリキール、人口は113,160人(2024年、世界銀行)で、言語は英語と現地の8言語です。主要産業は水産業・観光業・農業です。パラオと同じく米国との自由連合盟約のもとにあり、2024年3月には財政支援をさらに20年間延長することが承認されました。
編集部の考え
大洋州の5か国は、どこも人口が100万人に満たない島国です。面積も、ソロモン諸島とフィジーを除けば、日本の一つの島や区とさほど変わりません。5か国のうちパラオとミクロネシア連邦の2か国が米国との自由連合盟約のもとにあるのも、この地域に特有の点だと思います。
花博の会場でどんな展示になるかは、まだ分かりません。観光業が主要産業のパラオやフィジーを中心に、太平洋の島々の自然や文化を紹介する展示になるかもしれません。
参加国全体の一覧は特集ページ「参加国ガイド」からも確認できます。