みなとみらい駅を出てすぐの大観覧車「コスモクロック21」は、1989年に横浜で開かれた博覧会のアトラクションとして生まれました。会場だったみなとみらい21地区には、同じ博覧会のパビリオンだった横浜美術館も今も建っています。
GREEN×EXPO 2027(横浜花博)は、2027年3月19日から9月26日まで、横浜市瀬谷区・旭区の旧上瀬谷通信施設の一部で開かれます。横浜市内で博覧会が開かれるのは、1989年の横浜博覧会「YES’89」以来です。今の横浜美術館とコスモクロック21が、どちらも公式サイトで確認できた範囲で開館時間・料金・行き方を書いています。
1. 早見表
| 施設 | 最寄り駅・徒歩 | 開館・営業時間 | 休み | 料金 |
|---|---|---|---|---|
| 横浜美術館 | みなとみらい線 みなとみらい駅 徒歩3分 | 10:00〜18:00(入館は17:30まで) | 木曜、年末年始 | コレクション展 一般500円 |
| コスモクロック21(よこはまコスモワールド) | みなとみらい線 みなとみらい駅 徒歩2分 | 季節により変動(公式サイトの営業カレンダーで確認) | 月に数日、不定期 | 入園無料。乗車1回1,000円(3歳以上) |
開館時間・料金は2026年9月13日に各施設の公式サイトで確認しました。展覧会や季節で変わることがあるので、行く前に公式サイトを確かめてください。
2. 横浜博覧会YES’89とは
1989年(平成元年)3月25日、みなとみらい21地区で「横浜博覧会(YES’89)」が開幕しました。横浜市中央図書館の「横浜10大ニュース」一覧では、その年の1位の出来事として「市政100周年・開港130周年を記念し横浜博覧会が開催される。」と書かれ、会期191日間、来場者数1,335万人と記録されています。横浜市の資料「みなとみらい21 Information」では、この博覧会の開幕を1989年3月、閉幕を同年10月としています。
同じ資料によると、博覧会の実行主体となる財団法人は1987年(昭和62年)に発足し、このときに会期と略称「YES’89」が決まりました。会場だったみなとみらい21地区は、当時はまだ再開発の途中で、横浜市の資料によると土地区画整理事業が完了したのは2011年です。
3. コスモクロック21(よこはまコスモワールド)
よこはまコスモワールドの公式サイトによると、コスモクロック21は「1989年横浜博覧会(YES’89)のパビリオンとして誕生した大観覧車」で、博覧会が終わったあとも運行が続けられました。1999年3月、現在の場所に「新生・よこはまコスモワールド」としてオープンした際に、コスモクロック21もあわせて移設されています。
今のコスモクロック21は、全高112.5メートル、定員480人、回転輪の直径は100メートルです。ゴンドラは8人乗りが60台あり、そのうちシースルーゴンドラが4台、バリアフリー仕様が2台含まれます。1周の所要時間は約15分です。よこはまコスモワールド自体の入園は無料で、コスモクロック21の乗車料金は1回1,000円(3歳以上)、障害者手帳の提示で500円、20人以上の団体は1人800円です。営業時間は季節や曜日で変わり、休園日も月に数日あるので、公式サイトの営業カレンダーで確かめてください。
最寄り駅はみなとみらい線のみなとみらい駅で、徒歩約2分です。JR根岸線・横浜市営地下鉄の桜木町駅からは徒歩約10分です。
4. 横浜美術館
横浜美術館の公式アーカイブによると、1989年3月25日、横浜博覧会のパビリオンのひとつとして美術館が開設されました。その後、同年11月3日に横浜美術館条例が施行され、正式に開館しています。横浜市中央図書館の「横浜10大ニュース」でも、この年の出来事として「横浜博覧会開幕に合わせ横浜美術館、マリタイムミュージアム、動く歩道などがオープン」と記録されています。
開館時間は10時から18時、入館は閉館30分前までです。休館日は木曜と年末年始で、展覧会によって変わる場合があります。2026年度のコレクション展の観覧料は一般500円です。館の詳しい展示内容や、近くの神奈川近代文学館・大佛次郎記念館とあわせた回り方は、別の記事に書いています。
最寄り駅はみなとみらい線のみなとみらい駅で、3番出口から徒歩約3分です。
5. 桜木町駅・みなとみらい駅からの歩き方
JR根岸線・横浜市営地下鉄の桜木町駅からは、動く歩道を使ってみなとみらい方面へ歩けます。横浜市の資料「みなとみらい21 Information」によると、この動く歩道が完成したのも1989年3月で、横浜博覧会が開幕したのと同じ月です。動く歩道を使うと、桜木町駅から横浜美術館・よこはまコスモワールドとも徒歩約10分です。
みなとみらい線を使う場合は、みなとみらい駅が最寄りです。コスモクロック21へは徒歩約2分、横浜美術館へは3番出口からグランドガレリアを通って徒歩約3分で、どちらもみなとみらい駅から5分かからずに着きます。2つの施設は続けて回りやすい距離にあります。
6. 編集部の考え
YES’89の跡地は、公園や単独の施設ではなく、みなとみらいという街そのものになりました。当時のパビリオンだった横浜美術館とコスモクロック21は、今は街の一部としてそのまま残っています。横浜花博の会場(旧上瀬谷通信施設)は違う残り方になりそうです。横浜市の土地利用基本計画では、農業振興・観光にぎわい・物流・公園防災の4つのゾーンに分ける計画になっていて、防災・公園ゾーンは花博のレガシーを継承する公園にすると横浜市は説明しています。街になったみなとみらいと、ゾーンに分かれる上瀬谷のどちらに近い跡地になるのか、閉幕後に実際に見に行きたいと思います。
