横浜の美術館と文学館を3館選びました。みなとみらいの横浜美術館と、山手の丘にある神奈川近代文学館・大佛次郎記念館です。3館ともみなとみらい線の駅から歩いて行けます。GREEN×EXPO 2027(横浜花博)は2027年3月19日から9月26日まで横浜市瀬谷区・旭区で開かれ、シャトルバスの発着駅のうち瀬谷駅・三ツ境駅は相鉄本線にあります。相鉄本線で横浜駅に出れば、みなとみらい線に乗り換えて2駅でみなとみらい駅、終点が元町・中華街駅です。
開館時間・休館日・観覧料・最寄り駅は、2026年9月12日に各館の公式サイトで確かめました。展覧会の会期と料金は展覧会ごとに変わるので、行く前に公式サイトを見てください。
1. 早見表
| 施設 | 最寄り駅 | 開館時間 | 休館日 | 観覧料(大人) |
|---|---|---|---|---|
| 横浜美術館 | みなとみらい線 みなとみらい駅 徒歩3分 | 10:00〜18:00(入館は閉館30分前まで) | 木曜、年末年始 | コレクション展500円。企画展は展覧会ごと |
| 神奈川近代文学館 | みなとみらい線 元町・中華街駅 徒歩10分 | 展示室 9:30〜17:00(入場16:30まで) | 月曜(祝日は開館)、年末年始、展示替え期間 | 常設展310円。特別展は展覧会ごと |
| 大佛次郎記念館 | みなとみらい線 元町・中華街駅 徒歩8分 | 4〜9月 10:00〜17:30(入館17:00まで)、10〜3月 10:00〜17:00(入館16:30まで) | 月曜(祝日の場合は翌平日)、年末年始、展示替え期間 | 200円 |
2. 横浜美術館(みなとみらい駅)
丹下健三の設計で、1989年11月3日に開館した美術館です。2021年10月から2023年11月にかけて(一部は2024年1月まで)大規模な改修をしました。設備の更新のほか、ギャラリーを2か所増やし、美術図書室を地上階に移し、観覧無料の「じゆうエリア」を作っています。所蔵品は開港以降の近代・現代の美術が中心で、2025年3月時点で15,000点を超えます。
開館時間は10時から18時、入館は閉館の30分前までです。休館日は木曜と年末年始で、展覧会によって変わる場合があります。2026年度のコレクション展(2026年8月1日〜2027年2月11日)の観覧料は一般500円、大学生300円、中学・高校生100円、小学生以下無料です。毎週土曜日は高校生以下が無料になります。11月24日から12月10日はコレクション展が閉室になります。企画展の料金は展覧会ごとに決まります。館内の撮影は館内の表示に従う決まりで、作品や展示室ごとに可否が分かれます。
最寄り駅はみなとみらい線のみなとみらい駅で、3番出口からマークイズみなとみらいのグランドガレリアを通って徒歩3分です。JR根岸線・横浜市営地下鉄の桜木町駅からは、動く歩道を使って徒歩10分です。
2027年には、第9回横浜トリエンナーレが横浜美術館を主な会場に開かれます。会期は2027年4月23日から9月12日までで、花博の会期にすべて含まれます。横浜美術館以外の会場とチケットは、2026年9月時点で未発表です。トリエンナーレと花博を一緒に回る考え方は、別の記事に書いています。
3. 山手の丘の2館
神奈川近代文学館と大佛次郎記念館は、どちらも港の見える丘公園のそばにあります。設計者はどちらも浦辺鎮太郎で、横浜開港資料館も同じ建築家の設計です。最寄り駅はみなとみらい線の元町・中華街駅で、6番出口(アメリカ山公園口)から上っていきます。JR根岸線の石川町駅からは徒歩20分です。
神奈川近代文学館(元町・中華街駅 徒歩10分)
神奈川県立の文学館で、1984年に開館しました(公式サイトの「建物について」では1984年3月、「沿革」では同年10月と表記が分かれています)。外壁は万成石、屋根は緑青の銅板で、敷地の高低差を生かして上段に展示館、下段に本館を置いています。原稿用紙やペン先をかたどった装飾があります。展示は特別展と常設展の2本立てで、常設展は神奈川ゆかりの作家を会期ごとに入れ替えて取り上げます。2026年10月3日から11月29日には特別展「佐藤春夫展 情(こころ)あらば伝へてよ」が開かれます。
展示室の開館時間は9時30分から17時(入場は16時30分まで)です。休館日は月曜(祝日は開館)と年末年始、展示替えの期間です。常設展の観覧料は一般310円、20歳未満と学生190円、65歳以上130円、高校生100円で、中学生以下は無料です。特別展の観覧料は展覧会ごとに違います。館内撮影の決まりは、公式サイトで確かめられませんでした。
大佛次郎記念館(元町・中華街駅 徒歩8分)
「鞍馬天狗」などで知られる作家、大佛次郎の記念館です。没後に遺族から寄贈された蔵書と愛用品を収めるために横浜市が建て、1978年5月1日に開館しました。展示室では原稿・初版本・書簡から作品と生涯をたどれます。和室(17.5畳)は茶会や句会に貸し出しています。2026年は「大佛次郎『大楠公』の挿絵画家・荒井寛方とインド」(愛蔵品コーナー、12月27日まで)が開かれています。
開館時間は4月から9月が10時から17時30分(入館は17時まで)、10月から3月が10時から17時(入館は16時30分まで)です。休館日は月曜(祝日の場合は翌平日)、年末年始、展示替えと資料整理の期間です。観覧料は一般(高校生以上)200円、横浜市在住の65歳以上100円、中学生以下無料です。館内撮影の決まりは、公式サイトで確かめられませんでした。
4. 回り方の例
- 横浜美術館は木曜、山手の2館は月曜が休み: 3館を同じ日に回るなら、月曜と木曜を外します。
- 山手の2館は続けて: 元町・中華街駅の6番出口から、大佛次郎記念館が徒歩8分、神奈川近代文学館が徒歩10分です。どちらも港の見える丘公園のそばで、同じ日に回りやすい組み合わせです。周りには山手の西洋館もあります。
- みなとみらい線で1本: 横浜美術館のみなとみらい駅から元町・中華街駅までは同じ路線で、乗り換えはありません。横浜駅から乗る場合は、みなとみらい駅が2駅目、元町・中華街駅が終点です。
- 大佛次郎記念館は季節で閉館時間が変わる: 10月から3月は入館が16時30分までなので、冬は早めに着く計画にしてください。
5. 編集部の考え
花博の帰りに寄るなら、みなとみらい駅から徒歩3分の横浜美術館がいちばん寄りやすいと思います。18時まで開いているので、午後に会場を出ても間に合います。2027年はトリエンナーレの会場になるので、コレクション展をゆっくり見たい人は2026年度のうちに行くほうがよさそうです。山手の2館は入館料が安く、港の見える丘公園や西洋館と合わせて半日の散歩にできます。文学館は展示室の入場が16時30分までなので、午前中に山手、午後にみなとみらいの順が動きやすいと思います。