大阪・関西万博の公式キャラクター「ミャクミャク」は、2025年10月13日の閉幕で役目を終えたわけではありません。会場にあったモニュメントは大阪府内を移動し、閉幕1周年の催しにも登場します。一方で、権利を持つ2025年日本国際博覧会協会は2028年3月に解散する予定で、その後の扱いはまだ決まっていません。ここでは、2026年9月13日時点で公式発表から確かめられることを、モニュメント、グッズ、1周年の催し、協会の今後、横浜花博とのコラボの順に並べます。
早見表
| 項目 | 状況 | 日付 | 発表元 |
|---|---|---|---|
| モニュメント「ワクワク」 | 万博記念公園での展示を終え、泉南市のSENNAN LONG PARKへ | 2026年6月2日展示終了、6月6日以降に設置 | 万博記念公園 |
| モニュメント「いらっしゃい」 | 万博記念公園での展示を終え、道頓堀のかに道楽本店前へ | 2026年6月28日展示終了、7月6日以降に設置 | 万博記念公園 |
| 開幕1周年の催し | 万博記念公園で「EXPO2025 Futures Festival」 | 2026年4月12日 | 協会、万博記念公園 |
| 閉幕1周年の催し | ATCホール「EXPO Reborn!」とUSJ「EXPO Beat Jam」 | 2026年10月11〜13日 | 大阪市 |
| ライセンス商品の販売期間 | 2028年3月末まで延長 | 2026年3月に報道 | 日本経済新聞・共同通信(報道による) |
| 協会の解散 | 解散・清算の支援業務を公募。解散予定は2028年3月 | 2026年3月30日公募 | 協会 |
| 横浜花博とのコラボ | ミャクミャク×トゥンクトゥンクの商品、ミズノを加えたトリプルコラボ | 2026年3月10日、8月21日 | GREEN×EXPO協会 |
1. モニュメントは吹田から道頓堀と泉南へ
会場にあったミャクミャクのモニュメント2体は、閉幕後にまず万博記念公園(吹田市)へ移され、太陽の塔のそばで公開されました。協会の2026年3月13日のお知らせと万博記念公園の案内によると、2026年2月21日から23日の「Remember EXPO」で2体が並び、4月12日には開幕1周年の催し「EXPO2025 Futures Festival」が同じ公園で開かれています。
その後、2体は別々の場所へ移りました。万博記念公園の案内によると、「ワクワク」は2026年6月2日に公園での展示を終え、6月6日以降は泉南市のSENNAN LONG PARKに置かれています。「いらっしゃい」は6月28日に展示を終え、7月6日以降は道頓堀商店街のかに道楽本店前です。どちらも屋外で、見に行くのに料金はかかりません。設置の期限は、案内には書かれていません。
2. グッズは2028年3月末まで(報道による)
ライセンス商品の扱いは、当サイトが協会の公式発表で確認できていない項目です。日本経済新聞と共同通信は2026年3月、ミャクミャクのライセンス商品の販売期間が2026年3月末から2028年3月末まで延長され、2026年4月以降は万博に出展・協賛していない企業にも有償でデザインの利用が認められると報じました。同じ報道では、2026年3月までの関連商品の売上高は1,291億円で、うち63億円がライセンス料として協会の収入になったとされています。
これらは報道の数字です。協会のお知らせ一覧には、この延長を直接伝える発表を見つけられませんでした。確認でき次第、本文を書き換えます。
3. 閉幕1周年の催し:10月11日から13日
大阪市は2026年8月4日、閉幕1周年の催し「1st Anniversary EXPO 2025 ~あの驚きと感動をもう一度~ @大阪来てな!」を発表しました。10月11日と12日はATCホールとATCピロティ広場(大阪市住之江区)で「EXPO Reborn!」が開かれ、大阪ヘルスケアパビリオンの展示物の再展示やミャクミャクのグリーティングが予定されています。閉幕当日と同じ10月13日は、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンで音楽イベント「EXPO Beat Jam」があり、コブクロなどの出演が発表されています。
参加は事前抽選制で、応募期間は2026年8月21日から9月13日でした。この記事の公開時点で応募は締め切られています。当日の様子や新しい発表があれば、この記事に追記します。
4. 協会は2028年3月に解散予定
ミャクミャクの著作権と商標を持つ公益社団法人2025年日本国際博覧会協会は、2026年3月30日に「解散・清算支援業務」の公募を出しました。公募要領によると、協会の解散予定は2028年3月で、支援業務の契約期間は2029年2月28日までです。同じ要領には、博覧会の事業だけを清算して協会が解散せずに存続する場合も想定すると書かれており、法人としての方針は経済産業省の「2025年日本国際博覧会成果検証委員会」の議論を踏まえて決めるとされています。
その委員会は2026年6月16日に報告書「大阪・関西万博 理念継承とレガシーの発展に向けて」をまとめ、剰余金の使い道として「つながりの拡大・発展」「創造活動の深化・展開」「夢洲の場の記憶の継承・展開」の3つを示しました。解散後にミャクミャクの権利がどこへ移るのか、公式サイトやSNSがいつまで続くのかは、2026年9月時点で公表されていません。
5. 横浜花博とのコラボ
横浜花博(GREEN×EXPO 2027)の公式マスコット「トゥンクトゥンク」とのコラボは、閉幕後も続いています。GREEN×EXPO協会は2026年3月10日に、完売していたミャクミャク×トゥンクトゥンクの商品の新作と再販を発表し、8月21日にはミズノを加えたトリプルコラボの商品を発表しました。発表の一覧と価格は「ミャクミャクとトゥンクトゥンクのコラボまとめ」にあります。横浜花博の会場にミャクミャクが登場するかどうかは、2026年9月時点で発表されていません。
編集部の考え
閉幕から1年のミャクミャクは、「会場のキャラクター」から「大阪の街のキャラクター」へ移っている途中に見えます。モニュメントが吹田の公園から道頓堀と泉南へ散り、催しの会場もATCとUSJという、万博と関係のある場所へ広がりました。
ただ、この状態は2028年3月の協会の解散までの暫定です。権利の行き先が決まらないと、2028年4月以降にグッズが作れるのか、モニュメントが置き続けられるのかも決まりません。横浜花博の会期(2027年3月19日〜9月26日)はちょうどその手前にあたるので、コラボ商品が出せる期間としては最後の1年になる可能性があります。ミャクミャクの「その後」を決めるのは、成果検証委員会が示した3つの使い道をどう実行に移すかという次の発表だと思います。
