横浜花博(GREEN×EXPO 2027)の会場には鉄道の駅がなく、瀬谷駅・三ツ境駅などの 4 駅からシャトルバスで入ります。新幹線で 4 時間を超える北海道・九州・沖縄・四国から来るなら、羽田空港に降りて京急で横浜駅へ出るのが基本の形です。横浜駅からは相鉄線で瀬谷駅・三ツ境駅へ向かいます。どの空港に降りるか、主な空港から羽田までの便、羽田から先の動き方、航空券と宿をまとめて取る方法を、航空会社・空港・京急・協会の公式ページで 2026年9月時点に確かめた範囲で書きます。成田に着いたときの成田エクスプレスの乗り方は空港からの鉄道の記事に、シャトルバスの運賃と予約は会場アクセスのまとめにあります。
1. 降りる空港は羽田
羽田空港から横浜駅までは京急で 28 分、きっぷ運賃は大人 400 円で、特急券は要りません。成田空港からは成田エクスプレスで横浜駅まで約 1 時間 35 分、普通車の指定席特急券が 2,390 円で、これに運賃が加わります。同じ横浜駅に着くのに、時間で 1 時間、お金で 2,000 円以上の差が出ます。
成田を選ぶ理由があるとすれば、LCC の運賃です。Peach やジェットスターの便は成田に着くものが多く、航空券の差額が成田エクスプレスの特急券を上回ることがあります。その場合も、成田エクスプレスは横浜駅まで乗り換えなしなので、動き方は難しくありません。
2. 主な空港から羽田までの便
13 の空港について、羽田行きの便を運航する航空会社、1 日の便数、時刻表の出発〜到着の時間、成田行きの便を、各空港の公式サイトの時刻表・出発便一覧で 2026年9月17日に数えました。便数は片道で、共同運航便は運航する会社の 1 便として数え、時期や曜日で変わります。
| 空港 | 羽田行きの航空会社 | 1 日の便数(片道) | 所要時間の目安 | 成田行きの便 |
|---|---|---|---|---|
| 新千歳 | ANA・JAL・AIRDO・スカイマーク | 59(ANA 20・JAL 17・AIRDO 13・スカイマーク 9) | 1 時間 35 分〜1 時間 50 分 | あり。Peach 8・ジェットスター 8・スプリング 2・ANA 1(1 時間 35〜45 分) |
| 函館 | ANA・JAL・AIRDO | 9(ANA 4・JAL 3・AIRDO 2) | 1 時間 25〜35 分 | スプリング 1(1 時間 30 分) |
| 青森 | JAL | 6 | 1 時間 20 分 | 一覧に成田行きなし |
| 秋田 | ANA・JAL | 9(ANA 5・JAL 4) | 1 時間 5〜15 分 | 一覧に成田行きなし |
| 福岡 | ANA・JAL・スカイマーク・スターフライヤー | 56(ANA 19・JAL 17・スカイマーク 12・スターフライヤー 8) | 1 時間 35〜55 分 | ジェットスター(便数は空港の一覧で確認できず) |
| 長崎 | JAL・ANA・ソラシドエア | 15(JAL 6・ANA 5・ソラシドエア 4) | 1 時間 45〜55 分 | ジェットスター 1(2 時間) |
| 熊本 | JAL・ANA・ソラシドエア | 18(JAL 8・ANA 5・ソラシドエア 5) | 1 時間 40〜50 分 | ジェットスター 2(1 時間 45〜50 分) |
| 鹿児島 | JAL・ANA・スカイマーク・ソラシドエア | 22(JAL 8・ANA 6・スカイマーク 4・ソラシドエア 4) | 1 時間 45 分〜2 時間 | ジェットスター 1(1 時間 55 分) |
| 宮崎 | ANA・ソラシドエア・JAL | 17(ANA 5・ソラシドエア 6・JAL 6) | 1 時間 40〜50 分 | ジェットスター 1(1 時間 45 分) |
| 那覇 | ANA・JAL・スカイマーク・ソラシドエア | 39(ANA 17・JAL 13・スカイマーク 6・ソラシドエア 3) | 2 時間 25〜40 分 | ジェットスター 4・Peach 3(2 時間 30〜50 分。曜日限定の便あり) |
| 松山 | JAL・ANA | 12(JAL 6・ANA 6) | 1 時間 30〜45 分 | 空港の案内に成田の記載あり(運航会社・便数は未確認) |
| 高知 | JAL・ANA | 10(JAL 5・ANA 5) | 1 時間 20〜30 分 | ジェットスター 1(1 時間 35 分) |
| 広島 | ANA・JAL | 15(ANA 8・JAL 7) | 1 時間 25〜35 分 | スプリング 1(月・火・水・金・土。2026年9月1日〜10月12日の運航。1 時間 45 分) |
新千歳・福岡・那覇は羽田行きが 1 日 40〜60 便あり、朝 7 時台から夜まで 15〜30 分おきに飛んでいます。函館・青森・秋田のように 1 日 6〜9 便の空港は、朝の便と夕方の便の間が空くので、往復とも先に時刻を決めてから宿を取ります。長崎・熊本・鹿児島・宮崎・松山・高知・広島は 10〜22 便で、1 時間に 1 本前後あります。成田行きの LCC は新千歳と福岡には 1 日 8 便以上ありますが、ほかの空港は 1〜2 便で曜日や期間が限られるものもあります。
3. 羽田空港から横浜駅へ
京急の羽田空港第1・第2ターミナル駅は第 1・第 2 の両ターミナルビルに直結し、横浜方面への直通電車が約 10 分間隔で走っています。停まる種別は普通・急行・特急・快特・エアポート快特で、どれに乗っても特急券は要りません。ホームで「横浜方面」の案内がある列車に乗ります。きっぷ運賃(2023年10月1日現在)は羽田空港第1・第2ターミナル〜横浜が大人 400 円・こども 200 円、第3ターミナル〜横浜が大人 370 円・こども 190 円です。Suica などの交通系ICカードで乗れます。
荷物が多いときは京急バスのリムジンバスがあります。羽田空港の 3 つのターミナルから横浜駅東口の YCAT(横浜シティ・エア・ターミナル)まで、片道は大人 800 円・こども 400 円、往復は大人 980 円・こども 490 円で、往復券の復路は購入日から 30 日間使えます。運賃は乗るときに現金か交通系ICカードで払い、席は先着順です。所要時間は道路の混み具合で変わるため、京急バスのページはその時々の平均をそのまま出していて、決まった値を載せていません。電車より余裕を見ておきます。
4. 横浜駅から会場へ
横浜駅では相鉄線に乗り換えます。相鉄の横浜駅には特急・通勤急行・快速・各停が停まりますが、シャトルバスが出る瀬谷駅・三ツ境駅に特急は停まりません。行先表示が「特急」の列車を見送り、快速か各停(瀬谷駅は通勤急行も)に乗ります。瀬谷駅・三ツ境駅からのシャトルバスの運賃と予約の仕組みは会場アクセスのまとめにあります。
協会の来場者輸送実施計画(第3版、2026年7月)には、横浜駅・新横浜駅と並んで羽田空港からの直行バスも計画として載っています。乗り場や運行ルートはバス事業者と調整中で、2026年9月時点では発表されていません。決まればアクセスのまとめに足します。
5. 航空券と宿をまとめて取る
楽天トラベルの ANA楽パックPR と JAL楽パックPR は、往復の航空券と宿をセットで予約する仕組みです。出発する空港、日程、宿泊地(神奈川県の横浜など)を選ぶと、セットの料金が出ます。航空券と宿を別々に取るより手間が少なく、宿を横浜駅周辺にしておけば、着いた日の移動が京急だけで済みます。
パックに含まれるのは航空券と宿だけです。花博の入場チケットと来場日時予約は含まれないので、チケットの買い方の記事の手順で自分で取ります。宿を別に探すなら、横浜駅周辺を勧める理由は宿の記事に書いています。
編集部の考え
飛行機で来るなら、到着日は横浜に泊まって翌朝に会場へ向かう組み立てを勧めます。羽田に午前中に着けば、京急・相鉄・シャトルバスで昼前後に会場へ入ることはできますが、来場日時予約の枠が要り、荷物を持ったままの移動になります。到着日はみなとみらいや中華街を歩き、翌日の朝いちばんのバスで会場へ入るほうが、1 日を丸ごと花博に使えます。
帰りの便は、会場を出てから羽田まで 1 時間半は見ておきたいところです。瀬谷駅からのバスと相鉄線、京急を乗り継ぐだけですが、バスの待ち時間は読めません。閉場時刻まで会場にいて夜の便に乗る予定なら、その日の宿を取らずに済む代わりに、荷物を朝のうちに横浜駅のコインロッカーに預けておく必要があります。羽田に着いた日と帰る日の動きは、行きは京急、帰りも京急で、迷うところはありません。迷うのは成田の LCC を使うかどうかだけで、その差額が 1 時間と 2,000 円に見合うかで決めればよいと思います。
