関東には、横浜花博と同じ季節に見頃を迎える花の名所が多くあります。2027年の横浜花博(GREEN×EXPO 2027)は3月19日から9月26日までの開催なので、花博の前後に組み合わせて回れます。国営ひたち海浜公園・あしかがフラワーパーク・国営昭和記念公園・羊山公園芝桜の丘・国営武蔵丘陵森林公園の5か所について、鉄道での行き方と入園料、例年の見頃を各施設の公式サイトで確認しました。数値は2026年9月11日時点のものです。
1. 早見表
| 名所 | 最寄駅 | 例年の見頃 | 入園料(大人) |
|---|---|---|---|
| 国営ひたち海浜公園 | JR常磐線 勝田駅(バス)/ひたちなか海浜鉄道 阿字ヶ浦駅 | ネモフィラ4〜5月、コキア10月ほか通年 | 450円(ネモフィラ・コキア期は800円) |
| あしかがフラワーパーク | JR両毛線 あしかがフラワーパーク駅 | 藤4月中旬〜5月中旬 | 変動制(春は900〜2,300円) |
| 国営昭和記念公園 | JR青梅線 西立川駅 | チューリップ3月下旬〜4月中旬、コスモス9月上旬〜11月上旬 | 450円 |
| 羊山公園芝桜の丘 | 西武秩父線 西武秩父駅 | 芝桜4月中旬〜5月初旬 | 芝桜の時期だけ500円(2026年は4月10日〜30日) |
| 国営武蔵丘陵森林公園 | 東武東上線 森林公園駅(バス) | 春の花3〜5月、秋の花9〜11月 | 450円 |
見頃は年によって変わります。行く前に各公式サイトの最新情報を確認してください。
2. 関東の花の名所5か所
国営ひたち海浜公園(茨城県ひたちなか市)
開園時間は季節で変わります。3月1日〜7月17日と9月1日〜10月31日は9時30分〜17時、7月18日〜8月31日は9時30分〜18時、11月1日〜2月末は9時30分〜16時30分です。休園日は毎週火曜(祝日の場合は直後の平日)と12月31日・1月1日ほかですが、春・夏・秋・冬それぞれの繁忙期は毎日営業します。
入園料は大人(高校生以上)450円、シルバー(65歳以上)210円、小中学生は無料です。公式サイトによると、2026年はネモフィラの時期(4月3日〜5月6日)とコキアの時期(10月9日〜11月3日)に季節料金350円が加算され、大人800円・シルバー560円になります。このほかスイセン(3〜4月)、チューリップ(4月)、バラ(5〜6月)、コスモス(10月)なども見られます。
JR常磐線 勝田駅の東口2番乗り場から路線バスに乗ると、海浜公園西口まで約15分です。ひたちなか海浜鉄道湊線を使う場合は、勝田駅から阿字ヶ浦駅まで約30分です。阿字ヶ浦駅から海浜公園西口まではバスで約10分、徒歩なら南口まで約20分です。
あしかがフラワーパーク(栃木県足利市)
最寄り駅は2018年4月に開業したJR両毛線あしかがフラワーパーク駅です。公式サイトによれば栃木県内では35年ぶりのJR新駅開業でした。駅から公園までの徒歩の所要時間は、公式サイトには明記されていません。
入園料は「花の咲き具合により料金が変動します」という仕組みで、当日の朝に決まります。公式サイトの例では、春(4〜5月)は大人900〜2,300円、夏は400〜800円です。名物の大藤が見頃を迎える「ふじのはな物語」は例年4月中旬〜5月中旬で、2026年は4月11日〜5月17日の予定と案内されています。この期間の入園料は大人1,200〜2,300円です。開園時間は通常10時〜17時ですが、夜間のライトアップ「光の花の庭」の時期(2026年は10月17日〜2月14日を予定)は延長営業になります。休園日は原則なく、休むのは2月第3水曜・木曜と12月31日だけです。
国営昭和記念公園(東京都立川市)
西立川駅(JR青梅線)の公園口から徒歩約2分で西立川ゲートに着きます。開園時間(みどりの文化ゾーンを除く)は、3〜10月が9時30分〜17時(4〜9月の土日祝は18時まで)、11〜2月が9時30分〜16時30分です。休園日は12月31日・1月1日と、1月第3月曜から金曜までです。
入園料は大人(15歳以上)450円、シルバー(65歳以上)210円、中学生以下は無料です。年間パスポートは大人4,500円、シルバー2,100円で、全国12の国営公園に入園できます。公式サイトの花・植物情報では、チューリップは渓流広場で3月下旬〜4月中旬、菜の花はみんなの原っぱで3月上旬〜4月下旬、コスモスは9月上旬〜11月上旬が見頃とされています。ただし「見頃は年によって変化する」と明記されているので、目安として見てください。2026年は「コスモスまつり2026」が9月12日〜10月25日に開催予定です。
羊山公園芝桜の丘(埼玉県秩父市)
秩父市公式サイト「秩父観光なび」によると、芝桜の開花時期は例年4月中旬から5月初旬で、年により変動するとの注記があります。開園時間は8時〜17時です。入園料は2026年の場合、一般500円、団体(20名以上)400円、中学生以下は無料で、有料期間は4月10日〜4月30日、5月1日以降は無料入園になると案内されています。
最寄り駅は西武秩父線 西武秩父駅で、公式サイトでは徒歩約20分とされています。開花期間中は周辺道路が大変混雑するため、公式サイトも鉄道など公共交通機関の利用を呼びかけています。
国営武蔵丘陵森林公園(埼玉県比企郡滑川町)
最寄り駅は東武東上線 森林公園駅(池袋から急行で59分)です。駅の北口にバスのりばがあります。土日祝限定の直通バス「森林公園南口行」なら、終点で降りれば南口です。平日は「熊谷駅南口行」または「立正大学行」のバスを使います。「滑川中学校」で降りると南口まで徒歩約5分、「森林公園西口」で降りればすぐ西口です。徒歩の場合、駅から南口までは約3km(約40分)とされています。JR高崎線・秩父鉄道の熊谷駅からもバスが出ています。
開園時間は3月1日〜10月31日が9時30分〜17時、11月が9時30分〜16時30分、12月〜2月末が9時30分〜16時です。休園日は6月〜7月20日と12月・1月4日〜2月末の毎週月曜、年末年始、1月第3月曜〜金曜などです。入園料は大人(高校生以上)450円、シルバー(65歳以上)210円、中学生以下は無料です。年間パスポートは大人4,500円、シルバー2,100円で、こちらも全国の国営公園で使えます。公式サイトの「花と生き物」ページは、花を「春の花(3〜5月)」「秋の花(9〜11月)」のように季節で分けています。その中で、アイスランドポピーやコスモスなどが紹介されています。その年の見頃は、同じページの「今、見ごろの花と生き物」で更新されるとのことです。
3. 花博の会期と重ねるなら
花博の会期(2027年3月19日〜9月26日)の前半は、ちょうど関東の花の名所が続けて見頃を迎える時期と重なります。公式サイトの例年の見頃でたどると、3月下旬から昭和記念公園のチューリップ、4月中旬から羊山公園の芝桜とあしかがフラワーパークの藤、4月から5月初めにかけてひたち海浜公園のネモフィラ、という順になります。会期の終盤にあたる9月は、昭和記念公園のコスモスや森林公園の秋の花の時期です(2026年のコスモスまつりは9月12日〜10月25日)。
4. 編集部の考え
どの名所も花博の会場とは離れているので、花博と同じ日に詰め込むより、前後の日や別の週末に分けるほうが回りやすいと思います。1泊で組み合わせるなら、初日に花博、翌日に都内から近い昭和記念公園という形が組みやすいです。あしかがフラワーパーク・ひたち海浜公園・羊山公園・森林公園は、それぞれ1日を充てると余裕を持てます。
入園料が咲き具合で変わるあしかがフラワーパークと、季節料金が加算されるひたち海浜公園は、当日の料金を公式サイトで確認してから出発するのがおすすめです。